里見八犬伝を訪ねて館山城からスタートします。
その前に「滝沢馬琴」1767-1848について、
様々な副業と読本作者、旗本用人滝沢興義の五男、24歳で「山東京伝」入門、それまで放浪生活し、時代物読本を出している。「椿説弓張月」など。副業は本屋の手代、履物屋婿入り、薬売り、74歳で失明し息子の嫁に代筆させて「南総里見八犬伝」を脱稿している。
馬琴の生誕地 清澄公園前
江東区平野(清澄公園前)深川老人福祉センターの一角に滝沢馬琴「曲亭馬琴」生誕の地を示す案内板がある。
「南総里見八犬伝」全九集・百六冊を二つの山に積み重ねたデザインは、国立国会図書館に所蔵されている原本の寸法を実際に測ってつくられたという。
この一帯には旗本松平信成の屋敷があり、馬琴は1767年、筆頭家臣だった興義の五男として邸内で生まれ、説明板には九歳で父親と死別し、松平家の孫の遊び相手として一家を支えていたとある。
将来の見えない暮らしに自ら終止符を打ったのは十四歳の秋。1780年、馬琴は、障子に「木がらしに思いたちたり神の供」と書いて主家を出、仕官先を転々とする。
木場出身の戯作者「山東京伝」に弟子入り志願したことが人生の大きな節目となる。
放浪・転職の多かった馬琴が落ち着くのは、27歳で飯田町中坂下の下駄商に婿入りしてから、58歳まで住んだ、千代田区九段には、すずりに水をくみ筆を洗ったとされる井戸が残るという。
この家で代表作「南総里見八犬伝」など多数の読み物を書き上げた。
住居跡は、もう一つ、病弱な息子宗伯のために用意した神田明神下の家、晩年まで過ごした。
小名木川に架かる「海辺橋」 両国に向かって右側に
次回の館山城で、
1441年、室町時代。豪族の「里見義実」は、結城の合戦で負けて、安房の国)へ逃げ延び、土地の領主に、
そこに、隣国の「安西景連」が攻めてきます。
義実は「景連の首を取った者に娘•「伏姫」を嫁にやる!」宣言してしまう。
義実の宣言を聞いた部下たちは景連の首を狙いに行きますが、なんと獲って来たのは、「伏姫の愛犬•白い犬の八房」でした。
義実はしぶしぶ約束を守り、夫婦となった一人と一匹は山に身を隠して暮らし始めます。
やがて、伏姫は何もしていないのに、八房の気を受けて何かをみごもります。
怒った義実は伏姫を城に連れ戻しますが、伏姫は身の純潔を証明するため割腹、自害してしまいます。
伏姫の切られたお腹から出て来たのは白い「気」。それは伏姫の持っていた数珠と合体、仁義八行の文字が浮き出た八つの珠に変身
一瞬にして飛び去り、各地へ散らばります。
全国へ飛び散った八つの珠は、何かの形で人に入り込み、やがて、犬で始まる名前と、体に牡丹の痣、文字が浮き出る珠を持つ、八人の若者たちが生まれます…これが八犬士。
ここまでが初めのあらすじ、まだまだ続く長いお話。
106冊の原本の碑が
千葉県館山(館山城)からスタートします。
その前に「滝沢馬琴」1767-1848について、
様々な副業と読本作者、旗本用人滝沢興義の五男、24歳で「山東京伝」入門、それまで放浪生活し、時代物読本を出している。「椿説弓張月」など。副業は本屋の手代、履物屋婿入り、薬売り、74歳で失明し息子の嫁に代筆させて「南総里見八犬伝」を脱稿している。
馬琴の生誕地 清澄公園前
江東区平野(清澄公園前)深川老人福祉センターの一角に滝沢馬琴「曲亭馬琴」生誕の地を示す案内板がある。
「南総里見八犬伝」全九集・百六冊を二つの山に積み重ねたデザインは、国立国会図書館に所蔵されている原本の寸法を実際に測ってつくられたという。
この一帯には旗本松平信成の屋敷があり、馬琴は1767年、筆頭家臣だった興義の五男として邸内で生まれ、説明板には九歳で父親と死別し、松平家の孫の遊び相手として一家を支えていたとある。
将来の見えない暮らしに自ら終止符を打ったのは十四歳の秋。1780年、馬琴は、障子に「木がらしに思いたちたり神の供」と書いて主家を出、仕官先を転々とする。
木場出身の戯作者「山東京伝」に弟子入り志願したことが人生の大きな節目となる。
放浪・転職の多かった馬琴が落ち着くのは、27歳で飯田町中坂下の下駄商に婿入りしてから、58歳まで住んだ、千代田区九段には、すずりに水をくみ筆を洗ったとされる井戸が残るという。
この家で代表作「南総里見八犬伝」など多数の読み物を書き上げた。
住居跡は、もう一つ、病弱な息子宗伯のために用意した神田明神下の家、晩年まで過ごした。
小名木川に架かる「海辺橋」 両国に向かって右側に
次回の館山城で、
1441年、室町時代。豪族の「里見義実」は、結城の合戦で負けて、安房の国)へ逃げ延び、土地の領主に、
そこに、隣国の「安西景連」が攻めてきます。
義実は「景連の首を取った者に娘•「伏姫」を嫁にやる!」宣言してしまう。
義実の宣言を聞いた部下たちは景連の首を狙いに行きますが、なんと獲って来たのは、「伏姫の愛犬•白い犬の八房」でした。
義実はしぶしぶ約束を守り、夫婦となった一人と一匹は山に身を隠して暮らし始めます。
やがて、伏姫は何もしていないのに、八房の気を受けて何かをみごもります。
怒った義実は伏姫を城に連れ戻しますが、伏姫は身の純潔を証明するため割腹、自害してしまいます。
伏姫の切られたお腹から出て来たのは白い「気」。それは伏姫の持っていた数珠と合体、仁義八行の文字が浮き出た八つの珠に変身
一瞬にして飛び去り、各地へ散らばります。
全国へ飛び散った八つの珠は、何かの形で人に入り込み、やがて、犬で始まる名前と、体に牡丹の痣、文字が浮き出る珠を持つ、八人の若者たちが生まれます…これが八犬士。
ここまでが初めのあらすじ、まだまだ続く長いお話。
106冊の原本の碑が
千葉県館山(館山城)からスタートします。