「築地」中央区南部、隅田川河口で「明暦の大火」1657年、後海岸を埋め立て築造された区域。大火の翌年に焼失した「本願寺」が
佃島の漁民によって浜町から移されている。
岡山藩・広島藩・名古屋藩・桑名藩などの別邸・浜御殿(現浜離宮園)と武家地である。
1867年隣接する「明石町」には、1899年築地居留地が開設され、外国人専用の洋風建築地、ホテル館が建てられている。
幕末期から軍艦操練所・海軍兵学校(後の海軍大学校)など軍事施設が立地、1923年の関東大震災を契機に魚市場が移されている。
今の「東京中央卸市場」である。
浄土真宗・本願寺派、「築地本願寺」
本尊ー阿弥陀如来、創建 元和3年(1617年)、開基 准如、本堂・石塀(登録有形文化財)
隅田川に架かる橋が「勝鬨橋」 1658年本願寺移転
築地市場は、面積約23ha。
7の卸売業者と約1000(うち水産約820)の仲卸業者によってせりが行われる。2005年の取扱数量は、全品目合計で約916,866トン(一日当たり水産物2,167トン、青果1,170トン)、金額にして約5657億円(一日当たり水産物1,768百万円、青果320百万円)になる。
現在築地市場で取り扱う品目は水産物(取扱量日本最大)のほか、青果(野菜・果物、東京では大田市場に次ぐ第二位)・鳥卵(鶏肉および鶏卵)・漬物・各種加工品(豆腐・もやし・冷凍食品等)がある。
市場外市場(一般客の店が)最近人気が
「波除神社」は、築地6丁目市場内
主祭神ー倉稲魂命、社格等ー村社、創建ー万治2年(1659年)、例祭ー6月10日前後数日
主な神事ー厄除天井大獅子大祭、築地獅子祭り、大祓形代・海上形代流し、風日祈祭、新嘗祭どぶろく祭他
文化財区指定は、 獅子頭一対 - 嘉永元年(1848年)・ 鉄製天水鉢 - 天保9年(1838年)
明暦の大火後、築地の埋め立て工事が行われたが、荒波の影響で工事は難航した。その最中のある晩、光を放ち漂う御神体が見つかり、万治2年(1659年)、現在地に社殿を建て祀った。
波が収まり工事が順調に進んだことから、以降厄除けの神様として信仰を集めることとなった。
卸市場の入り口に鎮座
中央区は終了。