数週間前、高校時代3年間担任だったO先生の夢を見た。
O先生と初めて会った高校1年の最初のH・Rのことを明確に記憶している。
小太りだったO先生は、にこやかな笑顔で、
少々落ち着かない口調で、いろいろ話してくれていた。
愛嬌がありユーモアに満ちた先生で、話しに笑いがあり、初対面で引き込まれた。
O先生は私たちと7歳違い、当時23歳の若き新任教師だった。
新卒で初めて学年の担任だったのだと思う。
先生は、新聞局の顧問で、結局私も新聞局に入ることになる。
今回、50年ぶりに参加するクラス会で、会えるのを楽しみにしていた。
その先生の夢を見たのである。
夢の内容は忘れたが、私は先生が亡くなったのではないかと思った。
夢を見た数日後、幹事から電話があり、
先生が病気であるが健在であるという知らせを受け、
私の夢は間違いだったことに安堵していた。
だがクラス会に出て、O先生が亡くなったことを知らされた。
振り返ると亡くなられたのは、丁度夢を見た時期だった。
私は、夢の話をクラスの仲間たちにした。
涙を堪えるのが精一杯だった。
さようなら!…O先生 そして ありがとうございました。(合掌)