いよいよ入院最後の朝食となった。
8日間お世話になり、最後の食事となると、
お世話になった人と今生の別れのように、
一抹の寂しさを感じる。
さて、最後だけにじっくりと食しようと、朝食を待つ。
出て来たのは、人参と大根の炒め物。何か食べて欲しいという笑みを浮かべ小鉢に入っている。
メインは厚焼き玉子2個。
実に鮮やかな黄色い色で、しかも艶やかな色、均整のとれたフォルム。
家庭では、このように整った卵焼きは出会えない代物だ。
食べるのがもったいないくらいだ。
そして玉ネギの味噌汁、初めて出て来た一品だ。
更に大豆のふりかけ、お馴染みの牛乳はぐくみ。
充実したメニューだった。
最後と言う訳ではないが、完食して締めくくった。
ありがとうございました。