大空高く
ハクチョウの群れが鳴きながら北へ向かう
本格的北帰行の始まりだ
夜の空も飛んでいることが分かる
昨日二つの空を飛ぶ群れと
沼で羽を休めるハクチョウを見た
大空高く
ハクチョウの群れが鳴きながら北へ向かう
本格的北帰行の始まりだ
夜の空も飛んでいることが分かる
昨日二つの空を飛ぶ群れと
沼で羽を休めるハクチョウを見た
スカッ!! と青空。
久し振りに写真を撮りに外に出た。
風が強かったが、晴れ上がり、
清らかな空気感が覆っていた。...
やっぱり外は気持ちいい。
ゆっくり車を走らせていると、
道端に黄色い塊を見た。
『何だろう?…』
車を止めてみると、
それは今年初めて見た福寿草だった。
まだ冬残る三月末入院し、9日後の4月初めに退院。
春の訪れを感じているが、
この福寿草との出会いも、その一つだ。
黄金に輝く花弁が眩しかった。
今日4月8日は、お釈迦様の誕生日だが、父の祥月命日。
平成元年4月8日、父は82歳で亡くなった。
今生きていると、110歳になるのだろうか。
9時半ころ菩提寺から住職さんが来て、
法要を済ませたが、
夕方、お墓に行ってお参りしてきた。
退院して3日目。
順調に回復しているのが肌ででは無く、身体で感じる。
そして腹筋に力が入り、
声にも張りが出てきたことなどだ。
徐々に回復しているとは言っても、
まだまだ健康時のような訳にはいかない。
行動もまだまだ緩慢だ。
昨日は、11日ぶりに車を運転してみた。
今日は、外を少し行動的に歩行してみたい。
昨夜は雨が雨が降っていた。
入院中一度大雪が降ったが、
快晴が続いていたので久し振りの春の雨。
今朝目を覚ますと、雨が上がっていた。
時が進みにつれ雲は薄くなり、
薄い青空が広くなっているような気がする。
ふっ! と窓辺に目をやると、
小さな小さな蘭の花が一輪微笑んでいた。
今日一日の始まりを寿ぐように…。
年齢的にもう十分“おじいさん”なのだが、
術後の影響で、腹筋に力が入らず前かがみ、
その上歩行はのろいく、ゆっくり、ゆっくり…。
思うようにはまだ行動できず、
『これって!! まるで爺様スタイルではないか…』
思わず自分の姿を想像し、苦笑してしまったものの、
『あぁ~ 現実だな…』
と気落ちもする。
結局、体重も4キロ近く落ち、病気前の体重と比べると、
なんと8kg減少した。
全体の姿もしぼんだおじいさんになったかも…。
泣くべきか、笑うべきか…。
久し振りに家の外に出て、早朝の爽やかな空気を吸た。
やはり外の空気は格別な美味さがある。
退院して感じる喜びだ。
我が家の道路わきに、ふっと目をやると、
茶色の草わらの中に爽やかな若草色が目についた。
近づいてみると、今年初めて見るフキノトウだった。
春の使者、なんと若々しく爽やかな色だろう。
新しい命の息吹でもある。
退院最初の朝の感動だった。