素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「ちょっと」に目を向けて、頑張る

2024年07月21日 | 日記
 毎日新聞で隔月に連載されている産科医でスポーツドクターでもある高尾美穂さんの「しなやかな人生を送るヒント」を楽しみにしている。「全ての女性により良い明日を」をモットーに、医療・ヨガ・スポーツの三つの面から女性の健康に関する専門的な知識を分かりやすく発信されていてテレビでも時々お見受けする。

 連載の内容も女性に焦点を当てられているが、私にとっても「なるほど!」と気づかされることが少なくない。一番いいなあと思う点は大言壮語な言い回しではなく寄り添う感じでポイントを押さえてくれることだ。

 たとえば、運動の大切さを述べた部分を一部抜粋すると

「・・・すべての運動は継続しないと、体は変わりません。運動をしたら、胴体回りがシュッと見えるようになった、姿勢がよくなった、お尻が引き締まってきた……などの変化を自分なりに感じられると続けやすいと思います。

 ただし、継続できたとしても、運動だけで体重や体形が大きく変わるわけではないことも頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

 たとえば1カ月間、毎日20分間のウオーキングをしたとします。ただ歩くだけでなく、腕の上げ下げをしながら歩くなど、より負荷がかかるような運動をして、やっと少しだけ体がシュッとしてきたな……と感じられるかどうかだと思います。それは顎(あご)の周りがシュッとする、足首が細く見えるようになるなど、より小さな変化かもしれません。

 つまり、「全然変わらない」と思うかもしれませんが、運動を続ければ「ちょっとは変わる」のです。その「ちょっと」に目を向けて、頑張ろうという気持ちになってもらえるといいと思います。・・・」
という具合である。

 退職してから15年近く、ジムに通いながら体の管理に試行錯誤してきた私には「短期間にみるみる変化する」というような劇的に改善するというキャッチコピーには「ありえない」という拒否感がある。高尾さんのこの文を読んだ時「その通り!」と膝を叩いてしまった。

 周りで、結果がすぐに表れないことにしびれをきらし継続できない人を多く見てきた。「ちょっと」に目を向ける気持ちを持ち続ければ、いつのまにか大きな変化を迎えていたということになる。ということを確信している。これからもこの気持ちを忘れないように淡々とジム通いを続けたい。
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パイナップルリリーの花が咲き始めた

2024年07月20日 | 日記
 山草会の方からいただいたパイナップルリリー、初めての花なのでどんな感じで花を付けるのか皆目見当がつかなかった。頂いた時は花茎が短く先端に葉状の苞が束状についていて名前の通りパイナップルを連想させられた。

 夏に入ると花茎がグングン伸びて来て50cmほどになってきた。先端から花が咲くと思っていたので意外な展開となった。そして5日ほど前から花茎の下から小さい花が上に向かって咲き始めた。今はおよそ3分の一まで花を付けてきた。さらに上まで花を付けるのだろうが、それまで待てずとりあえず撮影した次第。
  

 花がどこまで上がっていくのかを見るのが朝の水やりの楽しみの一つである。びっしりと花が付いたらまた紹介するつもり。頂いた花が順調に育ち花をつけると倍嬉しい。写真を撮って「おかげで毎日楽しませてもらってます」とその方に報告できるからだ。

 パイナップルリリーはどちらかと言えば愛称で、本名は「ユーコミス」 Eucomis・・・・・ギリシャ語の eu(良い)+ kome (頭の毛)が語源とのこと。花が下から上までビッシリ咲くことから花言葉は「完璧」

 完璧な姿を楽しみに毎朝水やりに励もう。

 
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コロナ第11波

2024年07月19日 | 日記
 今日の夕方、終業式を終えた小2の孫と娘が来る予定だったが、昨日娘から「私、また、コロナにかかってしまった」と電話が入った。「コロナ」という単語が頭の中から消えかかっていたので「「エッ!」という反応しかできなかった。2,3日前から喉がいがらっぽくて変だと思っていたようだが熱が出て検査したら陽性とのこと。扱いは第5類に移行しているので以前のように厳格ではないので体調の回復を待つだけ。

 コロナ禍の頃、身近の人がコロナにかかるようになると世間では大流行の波が押し寄せてくるという感じであった。娘あ感染したということは流行の兆しがあるのか?とコロナ情報を久しぶりに調べてみた。

 「コロナ急拡大 第11波」「今月西日本で感染増」「変異株出現」「お盆明けピーク」という言葉が並ぶ。感染しないようにちょっとだけ注意が必要だが、あの頃のようなマスク生活はできない。やはりコロナとは長~い付き合いになりそうだ。
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四季咲きニワフジ

2024年07月18日 | 日記
 各地で梅雨明け宣言がされているのに近畿だけがまだである。若狭湾北に梅雨前線が中途半端に残っているせいで来週明けぐらいになりそう。宣言とは関係なく週間天気予報を見ると夏本番である。8050問題にひっかけて「3527問題やな」とジムでぼやく人もいた。連日、最高気温が35℃以上最低気温が27℃以上との予測。「まだ7月半ばだよ!8月はどうなるんやろ?」の言葉が多く飛び交う。

 猛暑にウンザリの日々に一服の清涼感を与えてくれるのが四季咲きニワフジの花。山草会の方に分けてもらったものである。藤とはまた違った趣がある。寒さ、暑さに強く藤ほどツルが伸びないので育てやすい。
 
 ニワフジ(庭藤)の花言葉は、「恋に酔う」「しなやかな体」です。藤のように美しい花房や枝が優雅に風に揺れる様子から付けられたようだ。他に、「歓迎」「陶酔」もある。

 
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故郷の4つの山

2024年07月17日 | 日記
 高校を卒業するまで伊勢・鳥羽・志摩で過ごした私にとって故郷の山として思い浮かぶのは4つである。小中学生の頃よく遊びに行っていた横山。小2までと高校生の時に暮らした磯部で毎日のように眺めていた青峰山。小学生の時に夏休みや冬休みに1週間ぐらい泊りに行っていた親戚のある鳥羽の日和山。高校を卒業してから名古屋、大阪に暮らすようになり帰郷した際、宮川を渡ると前方に見えて来る朝熊山。故郷に帰って来たと実感する時だった。

 先日訪れた和泉市久保惣記念美術館での【六十余州名所図会~広重と巡る日本の風景~】展で、4つの山の内、日和山と朝熊山の2つが描かれている作品に出合い嬉しくなった。

 志摩(三重県)「日和山鳥羽湊」・嘉永6年(1853年)7月
 私が高校を卒業するまでは、近鉄線は宇治山田までだったので鳥羽駅の前は海だった。近鉄が志摩電を吸収して宇治山田から賢島まで延伸した時JR鳥羽駅の前の海を埋めたて近鉄鳥羽駅を作ったため景色は一変してしまった。
私が通学していた時は日和山にはエレベーターがあった。
  屋外にあるエレベーターで当時としてはとても珍しく、子どもの頃に親戚の家に行く時、乗せてもらうのが楽しみの一つだった。昭和49年(1974年)1月に鳥羽駅前の火災で延焼してしまい。その後解体された。浮世絵を見ながらふとその頃のことにも思いを馳せ懐かしかった。

 伊勢(三重県)「朝熊山峠の茶屋」・嘉永6年(1853年)7月
 今は朝熊山をトンネルで抜ける伊勢道路と第二伊勢道路で伊勢と志摩は短時間で行くことができるが、それまでは二見、鳥羽の海岸べりに沿ってグルっと回って行くか朝熊山をの峠道を越えていくしか方法はなかった。父が新任の頃鳥羽で勤めていたが生徒を連れて朝熊越えの遠足した思い出を話していたことを200年ほど前の様子から思い起こした。

 今昔の思いが巡る名所図会。
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