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兄弟、家族の絆、やっぱりイイ!『重力ピエロ』by伊坂幸太郎

2014年11月11日 | 小説レビュー
『重力ピエロ』by伊坂幸太郎

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。 (「BOOK」データベースより)


伊坂幸太郎作品の第2弾は、映画化もされている『重力ピエロ』です。

東野圭吾と伊坂幸太郎は、どちらも大好きな作家さんですが、東野圭吾よりも文体に好感が持てます。

スラスラと読み進められますし、押し付けがましさや、嫌みが全くありません。

この作品からは、家族の絆の強さや美しさを感じさせてくれます。

ともすれば、非常に重たい内容になってもおかしくはない、題材ですが、そこは伊坂幸太郎氏が、爽やかに軽快に物語を進めてくれます。

読み終えたあとの爽快感はかなりのものがありますね。

とてもおすすめの作品です。

★★★3つです。

最後に伊坂名言を
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきだ」