『処断 潜入捜査』by今野敏
~元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第3弾。
岐阜山中で野鳥密猟がなされ、背後にいるのは、佐伯の宿敵・坂東連合傘下の艮(うしとら)組であった。
組長の鬼門は、暴対法逃れのため代紋を外してはいたが、実態は経済ヤクザに過ぎない。
姑息な艮組の凶暴な三人組に対し、さらに研ぎすまされた佐伯の古代拳法が唸る―。「BOOK」データベースより
前回読んだ、『潜入捜査』から続く第三弾、『処断』です。
ホンマにタイトルだけ見ていたら、「竜崎」が出てきそうですが、相変わらず全く違う話です(^_^;)
以前、『潜入捜査=聖王獣拳伝』と書きましたガ、今回のも『処断=覇拳聖獣鬼(タイトルもナンセンスです
』という作品の焼き直しです。
今回は、少し筆力が上った感じがして、前作より読みやすくなりました。
これも1993/03の発売なので、大変旧い作品ですが、自民党一党支配における、派閥間抗争による『擬似政権交代』が繰り返されてきた中で、1980年台後半~1990年台初頭には、リクルート事件や、東京佐川急便事件、大手ゼネコンによる闇献金問題など、まさに『政治腐敗』とも呼べる事件が頻発し、とうとう1993年には細川連立内閣が誕生するという、まさに日本の激動期に書かれた作品です。
それだけに、登場人物たちのセリフには旧さは否めませんが、今回の『処断』は、それなりに楽しめました。勧善懲悪もので、一気に読める作品です。
★★★3つです。
~元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第3弾。
岐阜山中で野鳥密猟がなされ、背後にいるのは、佐伯の宿敵・坂東連合傘下の艮(うしとら)組であった。
組長の鬼門は、暴対法逃れのため代紋を外してはいたが、実態は経済ヤクザに過ぎない。
姑息な艮組の凶暴な三人組に対し、さらに研ぎすまされた佐伯の古代拳法が唸る―。「BOOK」データベースより
前回読んだ、『潜入捜査』から続く第三弾、『処断』です。
ホンマにタイトルだけ見ていたら、「竜崎」が出てきそうですが、相変わらず全く違う話です(^_^;)
以前、『潜入捜査=聖王獣拳伝』と書きましたガ、今回のも『処断=覇拳聖獣鬼(タイトルもナンセンスです
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今回は、少し筆力が上った感じがして、前作より読みやすくなりました。
これも1993/03の発売なので、大変旧い作品ですが、自民党一党支配における、派閥間抗争による『擬似政権交代』が繰り返されてきた中で、1980年台後半~1990年台初頭には、リクルート事件や、東京佐川急便事件、大手ゼネコンによる闇献金問題など、まさに『政治腐敗』とも呼べる事件が頻発し、とうとう1993年には細川連立内閣が誕生するという、まさに日本の激動期に書かれた作品です。
それだけに、登場人物たちのセリフには旧さは否めませんが、今回の『処断』は、それなりに楽しめました。勧善懲悪もので、一気に読める作品です。
★★★3つです。