陶芸ブログ「ひとりごと」

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金彩

2005-03-04 | Weblog
「金彩」にチャレンジしてみました。
洋食器に良く使われている金色と同じものだと思います。
本物の金を使った絵の具です。
他のものと一緒に焼成できないということなので、扱わないつもりだったのですが。。。
最近華やかな物も作るようになったし、アクセサリー系も作っているのでまぁ試してみようということにしました。

金液は高いです(5ccで5千円前後)扱いは慎重にしなくては。
小さなびんにちょろっと茶褐色の液が入っています。
一緒に入っている紙を見てみると、成分にテレピン油やトルエンの文字が。。。。臭そう。。。
まぁ、王水に溶かした金を加工してるのでしょうから、やっぱり色々使う必要あるんですね。
揮発性の高いものばかりなので、使用しているとすぐに濃縮されてしまいます。
そのつど溶剤(うすめ液)で薄めながら使用するそうです。

慎重にふたを開けてみると。。。思っていたより強烈な匂い。。。
有機溶剤独特のにおいとテレピン油の混じったなんとも表現しがたい匂いです。。。
ちょっと甘ったるいにおいで、慣れてしまいそうなのが危険。。。。
金液は専用に筆を用意するということなので、ちょっと良い細筆を用意。
液につけて、お皿にとってみる。

「やっぱりくさい。。。」

寒いけど窓開け放って換気。
花粉よりも溶剤のほうがいやですから。。。
粘りのある液で、筆の扱いがなかなか慣れないです。
扱う量が少ないせいもあり、うすめ液の入れ加減が難しい。。
描きやすい濃度に保てずに、濃くなったり薄くなったりしてしまいます。

洋食器の世界では金液は専門職人が扱うというのもうなずけます。

匂いがストレスになってしまい、呼吸も浅くなるので集中力が続かないです。
ドラフトがあればなぁとか思ってしまいました(笑)
なんとか四苦八苦していくつかの絵付けを終了。
ほっ。。疲れた。。。。。

数日後に焼成予定です。

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後から思ったこと。
お皿に取り分けず直接筆を入れてやったほうが良いのかもしれないなぁ。
倒しそうで怖いけど。。。
次回試してみます。