映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

チラシ噺その11 Dolls

2010年11月25日 | 映画
今回は北野武監督の『Dolls』





チラシの裏面の下部がスキャナーに認識されなかったため、比率が変わってしまい幅広のチラシのようになってしまいました
まあ、特に支障はないのでこのまま載せます。


北野武監督で一番好きなのは、『HANA-BI』なのですが、チラシがありません
キッズ・リターンも好きですが、やっぱりチラシがありません

このように、好きな映画でもチラシを持ってない映画がいっぱいあるので、ご了承ください


『Dolls』は、なぜか北野作品の中ではそれほど評価されてない印象を受けてますが、とてもよかったです。


始まって10分ぐらいしたら、なぜか涙が出てきました。
別に泣かせどころでもなんでもないのにです

そしてこれもなぜか、ことあるごとに涙が出てきて、思い返すと映画を見ている間ずっと泣いていたことに気付きました


なんか不思議


号泣するわけではないけど、自然と涙が出てくる。たしかにせつない物語だけど、なぜこんなに泣けるのか自分でも不思議です。


ストーリーは主役二人のほかに、アイドル歌手とそのファン、昔の恋人をずっと待ち続ける女性の話などいろんな人からの視点で語られます。

そのエピソードのひとつひとつが、とってもせつない。「そこまでするわけないだろ~」という意見もあるそうですが、この映画の中ではそういうのもあるんじゃないかと思えてくるのです。

タイトルに表れているように、ところどころ文楽の映像がはさまれて、これが主役二人の物語とリンクされています。

ラストはみんないろいろ思うところあるだろうけれど、私は心に残るラストでした。


ところで、西島秀俊さんの男性役の携帯の着メロは、(1度目は気付かなかったけど)のちに出てくるアイドル歌手の曲だったんですね。

このように各エピソードのつながりが随所にあるのが面白かったです。



あと、どうでもいいことだけど、深キョン演じるアイドルの写真集のタイトルが
たゆたう』だったのですが、この言葉、この映画で初めて知りました

なんか趣があっていい言葉ですね

コメント
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