スウェーデンに関する日本語の文献をかなり読んで、多数の著者とごく少数の著者の間に評価の相違があることを知って、現地に行って自分の目と耳でどちらが正しいかの感触をつかむ必要があると思ったのが、今回の「義務としての旅」の1つの目的でした。
その第1は、「スウェーデン国民は総体として高福祉のための高負担について納得しているのか、いないのか」という点でした。
これについては、アトランダムにかなり多数の市民に聴き取りをした結果の確かな感触として、若干の批判や疑問はあるにしても基本的には納得していると思えました。
それと関わって第2は、「スウェーデンでは国民と政府の間にしっかりとし信頼関係が成り立っているのか、いないのか」」ということでした。
これもまた、「あなたの国の政府・政治に満足していますか」と聞いてみて、全員基本的には満足しているようでした。
第3は、「スウェーデン国民は幸福そうか。市民は町を愛しているか」ということでした。
因みに行く前にネットで、いくつもの項目について国際比較を調べてみましたが、どの項目でもスウェーデン・フィンランドは上位にありました。
1.国の持続可能性ランキング 第1位:スウェーデン、第2位:フィンランド、第24位:日本
2.国別環境対策ランキング 第1位:スイス、第2位:スウェーデン、第14位:日本
3.環境的住みやすさランキング 第1位:フィンランド、第4位:スウェーデン、第12位:日本
4.国民の幸福度ランキング 第1位:デンマーク、第6位:フィンランド、第7位:スウェーデン、第90位:日本
5.国際競争力ランキング(WEF) 第1位:スイス、第2位:フィンランド、第3位:スウェーデン 第7:位日本
6.国際競争力ランキング(IMD) 第1位:アメリカ、第9位:スウェーデン、第17位:フィンランド、第24位:日本
7.政府の透明度ランキング 第1位:アイスランド、第2位:フィンランド、第6位:スウェーデン、第21位:日本
スウェーデンでもフィンランドでも、町を歩いている人々、特にスーパーで買い物をしている人々などの表情をできるだけ注意深く――じろじろという感じにならない範囲で――観察して感じたのは、まさに「幸福度ランキング第6位、第7位」がぴったりという感じで、浮ついた陽気さはありませんでしたが、堅実に安心して暮らしているという雰囲気でした。
「住んでいる人々が自分の町を愛しているかどうかは、ゴミの状態でわかる」というのが私の持論です。
そしてヨーテボリ、ストックホルム、ヘルシンキを観察してみると、ゴミはそこそこに落ちていて、舐めたように綺麗にはなっていませんでしたが、荒れた感じではなく「生活感」があるという感じで、気詰まりにならない程度のルーズさがあってかえっていいかもしれない、と思いました。
教育、医療、老後についてお金の心配がまったくなく、安全で安心で堅実な生活があることは、両国ともまちがいないようです。
ほんの数日ですべてがわかるわけはなく、何の問題もないとは思えませんし(いくつかの問題点についてはまた述べます)、理想視して礼賛するつもりもありませんが、ともかく「本当にいい国らしい」と、来てみて感じました。
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その第1は、「スウェーデン国民は総体として高福祉のための高負担について納得しているのか、いないのか」という点でした。
これについては、アトランダムにかなり多数の市民に聴き取りをした結果の確かな感触として、若干の批判や疑問はあるにしても基本的には納得していると思えました。
それと関わって第2は、「スウェーデンでは国民と政府の間にしっかりとし信頼関係が成り立っているのか、いないのか」」ということでした。
これもまた、「あなたの国の政府・政治に満足していますか」と聞いてみて、全員基本的には満足しているようでした。
第3は、「スウェーデン国民は幸福そうか。市民は町を愛しているか」ということでした。
因みに行く前にネットで、いくつもの項目について国際比較を調べてみましたが、どの項目でもスウェーデン・フィンランドは上位にありました。
1.国の持続可能性ランキング 第1位:スウェーデン、第2位:フィンランド、第24位:日本
2.国別環境対策ランキング 第1位:スイス、第2位:スウェーデン、第14位:日本
3.環境的住みやすさランキング 第1位:フィンランド、第4位:スウェーデン、第12位:日本
4.国民の幸福度ランキング 第1位:デンマーク、第6位:フィンランド、第7位:スウェーデン、第90位:日本
5.国際競争力ランキング(WEF) 第1位:スイス、第2位:フィンランド、第3位:スウェーデン 第7:位日本
6.国際競争力ランキング(IMD) 第1位:アメリカ、第9位:スウェーデン、第17位:フィンランド、第24位:日本
7.政府の透明度ランキング 第1位:アイスランド、第2位:フィンランド、第6位:スウェーデン、第21位:日本
スウェーデンでもフィンランドでも、町を歩いている人々、特にスーパーで買い物をしている人々などの表情をできるだけ注意深く――じろじろという感じにならない範囲で――観察して感じたのは、まさに「幸福度ランキング第6位、第7位」がぴったりという感じで、浮ついた陽気さはありませんでしたが、堅実に安心して暮らしているという雰囲気でした。
「住んでいる人々が自分の町を愛しているかどうかは、ゴミの状態でわかる」というのが私の持論です。
そしてヨーテボリ、ストックホルム、ヘルシンキを観察してみると、ゴミはそこそこに落ちていて、舐めたように綺麗にはなっていませんでしたが、荒れた感じではなく「生活感」があるという感じで、気詰まりにならない程度のルーズさがあってかえっていいかもしれない、と思いました。
教育、医療、老後についてお金の心配がまったくなく、安全で安心で堅実な生活があることは、両国ともまちがいないようです。
ほんの数日ですべてがわかるわけはなく、何の問題もないとは思えませんし(いくつかの問題点についてはまた述べます)、理想視して礼賛するつもりもありませんが、ともかく「本当にいい国らしい」と、来てみて感じました。
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