講座「ブッダは何を伝えたかったか?」 参考文献1

2014年02月25日 | 仏教・宗教

 3月2日(日)13時半~16時半、高松の集中講座で、「ブッダは何を伝えたかったか?」という話をします。

 〈唯識心理学〉は、大乗仏教の唯識思想の核と西欧の心理学と(そして現代科学のコスモロジー)の統合を目指す、サングラハ教育・心理研究所独自のプログラムです。

 大乗仏教の思想を核としているわけですから、本格的に学ぶためには、さらに基礎の基礎として、仏教の原点であるゴータマ・ブッダが何を覚りそれをどう語ったのかを知っておくといいということは、言うまでもありません。

 そういうわけで、東京ではすでにお話ししてきましたが、高松の講座はまだ始まって間もないので、唯識入門の前に、3月にブッダ入門のお話をすることにしました(5月には続いて空思想入門です)。

 筆者はブッダ研究の専門家ではありませんので、自分の解釈がインド学仏教学の専門的な目から見てまちがっていないかどうか、ゴータマ・ブッダ研究の専門家で友人の青森公立大学の羽矢辰夫氏に確認を取ってきました。

 その結果、羽矢氏の専門的な研究による解釈と私の解釈は非常によく一致していることを確認しています。

 したがって、ブッダの教えについて知識として専門家から正確に学ぶという意味では、以下の羽矢氏の著作をすべて読んでいただければ十分とも言えます。

 ただ、読んで学ぶのと聞いて学ぶのでは、心の深いところ・アーラヤ識に染み込む・熏習されるものが違うということがあります。

 心の深いところにまで染み込ませ、自分のものの見方を変えていくためには、読むだけでなく、聞いて読む、読んで聞くという作業・修行を並行していただくといいのです。

 また、もちろん筆者のブッダの話には〈唯識心理学〉を本格的に学んで自分のものにしていただくための前提・基礎という別の意味があるわけです。

 ブッダ理解の参考にさせていただいた文献は他にもたくさんありますが、研究の信頼度、理解の深さ、にもかかわらず明快で読みやすい文体という点で、まず第一には羽矢氏のものをお勧めします。

 以後、時間があったら、もう若干ご紹介したいと思っています。


ゴータマ・ブッダ
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春秋社



ゴータマ・ブッダの仏教
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春秋社



ゴータマ・ブッダのメッセージ―『スッタニパータ』私抄
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大蔵出版