またしても記録的豪雨

2015年09月11日 | 持続可能な社会

 猛暑が急に終わったかと思うと、秋雨前線に台風、そしてまたしても記録的豪雨です。

 被害を受けられた方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

 あちこちで「記録的…」つまりこれまで体験したことのないような被害が続いていて、他人事とは思えません。明日は我が身なのではないか、と心配です。

 香川は今日は久しぶりの快晴で、庭の萩の花はみごとな満開だったのですが、気持ちはあまり晴れませんでした。

 今回の豪雨―洪水にももちろん心が痛むのですが、これは気候変動の急速な進行の一つの現われだと思われて、これで終わりではないだろうな、と深い憂慮を感じるのです。

 2010年に書いた記事を以下、再度掲載します。


           *           *

 007年4月、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が、

 2020年代(気温上昇幅 0.5~1.2度程度)

 ・ 数億人が水不足による被害にさらされる

 ・ サンゴ礁の白化現象が広がる

 ・ 生き物の生息域が変化し、森林火災の危険性が増す

 ・ 洪水と暴風雨の被害が増える

 ・ 栄養不足、下痢、呼吸器疾患、感染症による負担が増える

 ・ 熱波、洪水、干ばつにより病気になったり、死亡したりする確率が増える

 ・ 感染症を媒介する生物の分布が変わる

 ・ 北米では、河川の流量が減り、現在のような水需要は満たせなくなる

という近未来予測と警告を公表していました。

 これらの予測は、すでに顕著に予測以上のスピードで現実化していると見えます。

          *          *

 ぜひ、対症療法的な対処だけでなく、根本療法的なアプローチを、多くの方々と共有したいと強く願っています。

 持続可能性に関する、関連記事をお読みいただき、率直なご意見をいただけると幸いです。

 「持続可能な社会の条件」

 「持続可能な社会とスウェーデン・モデル」

 「環境問題と心の成長」
 
コメント
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