宇宙と私の根源的な一体性を語る現代科学のつながりコスモロジーの理解は、たいていの場合、大きな感動につながります。
学生たちは、その感動をそれぞれさまざまな表現で報告してくれます。
読んでいると、なんというすばらしい感動力と表現力だろうと感心してしまいます。
以下、3つの例を紹介します
H大学社会学部1年男子
私は、「現代科学のコスモロジー」というものを、あまりにも壮大すぎて、あまり理解出来ませんでした。
しかし、一つ一つの連続性を少しずつ、丁寧に理解していき、「137億年の歴史の連続性」が、自分のなかで体系的にすべてつながり、はっきりと、「私と宇宙の一体性」を感じることができるようになった時、何かとてつもない、言葉では表しきれない感動が全身を駆けめぐりました。
そして、これから生きていく上で糧となるだろう「自分という存在に対する揺るぎない絶対的な自信」と「次世代に命をつなげていくという私が生きていく『意味』と『目的』」を手に入れることができました。
そして私が実際に自分の子供や子孫を持った時には、きっと私が今感じている「宇宙との一体性」をもはるかに凌駕するもの感じることができると確信しています。
その時が今からとても、とても楽しみです。
H大学社会学部1年女子
前に述べたような、私たちの中には地球創生以来のものが宿っているという話。
私は先生の本を見たり講義を聞いた中で1番感動した部分だった。
今まで私は自分のこと宇宙規模で考えたことなど一度もなく、宇宙の中の地球の中の何十億人という人口のうちの、たまたま日本という国に住んでいるうちの1人、たかが1人だとしか思ったことはなかった。
しかし、先生のこの話を読んだり聴いたりして、なにかこう上手く表現できないのが残念でしかたないが、ドキドキというか、なにか体の奥からこみあげてくるような、元気が沸いてきた。
137億年もの歴史をこんな私でも抱えているのか…と思うと、今後の将来が明るくなった気さえした。
私が生きていることに、こんなたくさんの意味があるんだ…と気づき思うことで、ニヒリズム、エゴイズムからおおいに脱却できると私は思う。
H大学社会学部1年間男子
1回目のレポートとは、また違った気持ちになった。
1回目のレポートでは、「まさにそのとおりだ、心のモヤモヤが晴れたような気がする」というような感じだった。
しかし、今回のレポートを書いてみて、なんだか胸が熱くなった。
「人間自身が自然の一部である」という考え方を持ってはいたが、頭の中で理解するのと、他の人から言われて理解するのでは全く実感の度合いが違った。
この広い宇宙と自分の体が同じだと思うと、今まで難しく考えていたことがなんだかちっぽけに感じた。
また、「地球の約109倍もある太陽も同じ宇宙から生まれた。その太陽の約数億倍もある恒星も同じ宇宙から生まれた。」と考えるとこの世界がすばらしく見えた。
「何かとてつもない、言葉では表しきれない感動が全身を駆けめぐりました」、「なにかこう上手く表現できないのが残念でしかたないが、ドキドキというか、なにか体の奥からこみあげてくるような、元気が沸いてきた」、「なんだか胸が熱くなった」、どの表現からも大きな感動が伝わってきます。
「授業を真剣に受けてくれて有難う。感動してくれて有難う」と言いたいと思います。
それにしても現代科学のつながりコスモロジーには人を感動させてくれる大きな力があります
そして、その感動を忘れることさえなければ、人生のさまざまな場面で、ニヒリズム・エゴイズム・快楽主義に足をすくわれることは決してないでしょう(残念なことに人間は大切なことしばしば忘れてしまうものなので、身に染み付くくらいまで繰り返し学習が必要なのですが)。
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