日本の現状にあきれて、腹が立って、ため息が出て……という状態で、『サングラハ』の第123号がすでに出ていたことのお知らせを忘れていました。
鹿児島県知事選は、脱原発派の健闘にもかかわらず敗北に終わりました。とても残念です。
しかし、日本の地方政治のほとんどが短期の利権の構造で動いてきたというのは、これまでもいまでも基本的に変わらないままなので、当然といえば当然の結果だろうな、とも思っています。
なので、私としては、日本を変えたい人には、地方から変えようというアプローチをしないで、正面から断固、国政を変えるというアプローチをしてほしいと願っています。
国が持っている圧倒的な権限から考えて、地方から始めて国全体を変えるというアプローチの成功可能性はかなり低いと思われるからです。
もちろんきわめて困難ではあるにしても、直接利権にからんでいない首都圏や京阪神の大都市圏の「支持政党なし」の層に支持されるような新党が国政を変えるというシナリオがいちばんありうるシナリオだと思えるのですが、読者はどうお考えでしょうか?
それはともかく、微力ながら、『サングラハ』は内面と外面の変革を並行して、という提言を持続しています。
たくさんの方のご理解・ご協力・ご参加をお願いします。まずは、『サングラハ』をお読みください。
鹿児島県知事選の敗北から学べる事は私も地方からではなく、直接国政を変える事が大切だということだと思いました。
幸い、今の鹿児島県知事は官僚から天下ってきた方なので、国には従順らしいです。
それとサングラハ123号興味深く読ませて頂きました。
中でも自省録は普通に生活出来なくなってしまった現在を生き抜いて行く上で、最適な哲学だと思いました。
連載は今回で終了ですが、今後も繰り返し読み返して学びを深めて行こうと思います。
地方からの変革も、可能ならチャレンジするといいと思います。
しかし、力が十分でない時に分散してしまうのは非効率です。
極めて困難ですが、国政の変革に力を集中するほうが戦術として有効なのではないかと考えています。
現状では、変革を望んでいる方々の意識がなかなかそこに集中しないことが大問題ですが。
『自省録』、単行本化に向けて、これから夏休みの仕事です。つまり、採点と原稿書きで実質的に今年もほとんど夏休みなしということになりそうです。
まあ、好きでやっているのですから、しかたありませんね。