彼女は美しい青い目をして、まっすぐに私を見た
目をそらさないその目は私の心を捉えて離さなかった
彼女はロシア人。日本人と結婚をし日本に来て2年半。流暢に日本語を話す
彼女は私に聞いた。旦那さんの心が分からない
私は旦那さんの写真を見せてもらいリーディングに入っていった
二人がどんな形で思いを寄せているのか?そして今までどんなエネルギーが二人の間に影響していたのか?
彼女の心と彼の心の本質の声を聞く事にした
彼は人がよく、仕事も出来、人を引っ張っていく親分肌
頼りに出来る人としてみんなから慕われていた
彼女は人なつこくて、よく笑い、素直で自分の気持を隠さない
まるで無邪気な子供のよう。クルクルと踊る
彼女が踊る時、妖精が空を舞う・・・
風がふわりと空間を包み、すべてを惹きつけてしまう
彼が彼女に惚れるのに時間はかからなかった
彼女も彼の頼りがいのある人柄に好きになっていった
二人は結婚した
彼は昔風の日本男児。家に妻を置きたがる
家に帰り、ご飯があって妻が言う事を聞いてくれる事を好む
彼女は自由人。家にこもる事はキライで外に出る事を好む
彼は彼女を完全にコントロールしようとした
彼女の気持も聞かず、自分に合わせようとした
強い支配は彼女を余計に苛立たせていき、やがて爆発する事が多くなった
二人は別居するようになり、支配できない事が分かると仕方ないと諦めるようになった
彼女は遠い国で心細い色々な不安を抱えていた
彼女が次に聞いた質問は日本の永住権がとれますか?だった
私の中に映ったものは、彼女が本心で日本にいる事は今だけで
将来は祖国に帰るという事を無意識のレベルで知っている事だった
「あなたは日本にいるのはお金を貯めて祖国に帰り、そこで幸せに暮らすために
いるだけであって、いつか国に帰ると心に決めています。だから永住権をとる事は意味がありません。今動かないで、しばらく自然の流れに身を任せて時間を流れさせた方がいい。今、永住権をとる事は後悔する事になってしまうから」
「旦那さんとはどうなりますか?」
彼女は究極の質問を投げた
「あなたは自分がどうしたいか、もう選択しています。答えは自分が知っているでしょう?ここにいる間は旦那さんとはこのままです。でもいづれ離婚を考えている。そうでしょう?」
彼女はうなずいた。「はい」
彼女はもう決めていたのだ
「あなたが国に帰り、空の下で踊ってる姿が見えます
まるで妖精か天使のようです
その姿にストレスはありません
自由で・・・自分を表現せずにはいられない
その後ろに同じくらいの年齢の彼が見えます
あなたはとても幸せそう
彼はあなたの自由に空に踊る姿を愛しんでいます
あなたはいづれ国に帰ります。でも自由に色々又旅をするでしょう
あなたは自由・・・空・・・そして風のよう・・・
クスクスと笑い、クルクルと回り、無邪気な天使
あなたは自由でなくなる事はできない
風・・・それがあなただから・・・」
彼と彼女の過去世は父と娘
厳格な父は一人娘をとても愛していた
彼の妻そっくりな青い目・・・無邪気さ
何もかもがそっくり
彼の妻は娘と命をひきかえに、産む時の大量の出血で亡くなった
彼は一人で彼女を育てた
彼女を厳しく育てたのは訳があった
妻は一度溺れた事があって、その後、彼女はよく咳をするようになっていった
肺炎にかかりやすく、血に菌が入りやすい体になっていた
彼は何度も入退院を繰り返しながらも彼女は彼を愛しつづけた
そして念願だった子が宿った
彼は娘が同じように溺れる事を心配していた
なぜなら、彼女はどこでも踊る子で、よく溝に落ちた
男まさりで、負けず嫌い。自分の主張を通さねばテコでも動かない
それでも彼女がパパ~と頬ずりして笑いながら謝る姿には
頑固さもとけ、いつしか笑ってしまうのだった
彼は妻を失った悲しみから、少しずつ立ち直っていった
二人はいつも一緒にいた
彼女はパパが大好きだったのだ
大きくなり彼女は嫁にいった
彼は一人になった
そして年月は過ぎ、彼に最期の時が訪れていた
病床で彼は彼女の幻をみた
クルクルと回る天使がこちらを見て笑っている
娘だ
彼は静かに息をひきとった
彼女の幻と共に彼は天上の光に包まれていった
あなたは愛されています。今もこれからも絆が消える事はありません
あなたは淋しがり屋でまっすぐで・・・そして甘えん坊
彼はあなたの無邪気さが好きだった
過去生であなたが辛い時、彼はあなたの近くにいてよく語っていました
[笑うんだよ。そうすればすべてがうまくいく]
これから離婚を例え選択したとしても、生きてきた二人の絆は消えません
彼が過去生で一人で生きていく事を選択した時は辛かった
厳格な父で心配性の彼があなたを手放したのは、あなたの旅立ちを壊したくなかったから
あなたを本当に愛していたから・・・
愛は繋ぎとめておくことでも、そして一緒になる事でもなく
愛するものを自由に世界に押し出すこと・・・
あなたは愛されています
あなたは自由に選択していいんです
自由に空を飛び、踊っていいんです
彼はあなたが空に踊る時、まるで天使を見るように幸せになるのだから」
何とも言えない愛しさが流れていた
彼女はすっかり元気を取り戻していた
彼女が空にクルクルと回る姿に光が降りていくのを私はずっと見ていた
帰る時、私は彼女に手を差し出した
彼女はしっかりと両手で私の手を握り、私をまっすぐに見つめた
彼女の目は潤んでいた
帰ってから、私は涙がとまらなくなった
彼女は私のハートを射止めた
純粋すぎるくらい純粋で、恐れに立ち向かう事から目をけして背けない勇気
自分と人から逃げないですべてを常に受け入れ続けていこうとする子供のような素朴なハート
世界は価値判断を下し、常に他を受け入れようとしない
自分だけが正しいと組織を作る
沢山の宗教・・・沢山の政治・・・沢山の教育・・・
沢山の哀しみ・・・
それらのすべてを否定せず、それらのすべての音を合わせた音楽を聞いている
そのすべてのものの生命のダンスを彼女は踊っていた
神が意図したものは何だったのか?
彼女は私に本当の音とは何かを聞かせてくれた
すべてが混ざり合った世界にあるこの地球の音楽を聞きながら
彼女は人生という踊りを踊っていたのだ
彼女は私を癒しにきた
彼女は神からの贈り物
私の子供・・・
私の光だ・・・
生命の素晴らしさと生きる事・・・
今、ここに存在する事・・・・
なんだかいっぱいになった
光が私を包んでいくのを感じていた
その後メッセージを聞いた私は驚いてしまった
彼女は過去生で私の子供だった
もしかしたら、彼の妻は私だったかもしれない
不思議なめぐり合い
人生とはそんなものなのかもしれない
目をそらさないその目は私の心を捉えて離さなかった
彼女はロシア人。日本人と結婚をし日本に来て2年半。流暢に日本語を話す
彼女は私に聞いた。旦那さんの心が分からない
私は旦那さんの写真を見せてもらいリーディングに入っていった
二人がどんな形で思いを寄せているのか?そして今までどんなエネルギーが二人の間に影響していたのか?
彼女の心と彼の心の本質の声を聞く事にした
彼は人がよく、仕事も出来、人を引っ張っていく親分肌
頼りに出来る人としてみんなから慕われていた
彼女は人なつこくて、よく笑い、素直で自分の気持を隠さない
まるで無邪気な子供のよう。クルクルと踊る
彼女が踊る時、妖精が空を舞う・・・
風がふわりと空間を包み、すべてを惹きつけてしまう
彼が彼女に惚れるのに時間はかからなかった
彼女も彼の頼りがいのある人柄に好きになっていった
二人は結婚した
彼は昔風の日本男児。家に妻を置きたがる
家に帰り、ご飯があって妻が言う事を聞いてくれる事を好む
彼女は自由人。家にこもる事はキライで外に出る事を好む
彼は彼女を完全にコントロールしようとした
彼女の気持も聞かず、自分に合わせようとした
強い支配は彼女を余計に苛立たせていき、やがて爆発する事が多くなった
二人は別居するようになり、支配できない事が分かると仕方ないと諦めるようになった
彼女は遠い国で心細い色々な不安を抱えていた
彼女が次に聞いた質問は日本の永住権がとれますか?だった
私の中に映ったものは、彼女が本心で日本にいる事は今だけで
将来は祖国に帰るという事を無意識のレベルで知っている事だった
「あなたは日本にいるのはお金を貯めて祖国に帰り、そこで幸せに暮らすために
いるだけであって、いつか国に帰ると心に決めています。だから永住権をとる事は意味がありません。今動かないで、しばらく自然の流れに身を任せて時間を流れさせた方がいい。今、永住権をとる事は後悔する事になってしまうから」
「旦那さんとはどうなりますか?」
彼女は究極の質問を投げた
「あなたは自分がどうしたいか、もう選択しています。答えは自分が知っているでしょう?ここにいる間は旦那さんとはこのままです。でもいづれ離婚を考えている。そうでしょう?」
彼女はうなずいた。「はい」
彼女はもう決めていたのだ
「あなたが国に帰り、空の下で踊ってる姿が見えます
まるで妖精か天使のようです
その姿にストレスはありません
自由で・・・自分を表現せずにはいられない
その後ろに同じくらいの年齢の彼が見えます
あなたはとても幸せそう
彼はあなたの自由に空に踊る姿を愛しんでいます
あなたはいづれ国に帰ります。でも自由に色々又旅をするでしょう
あなたは自由・・・空・・・そして風のよう・・・
クスクスと笑い、クルクルと回り、無邪気な天使
あなたは自由でなくなる事はできない
風・・・それがあなただから・・・」
彼と彼女の過去世は父と娘
厳格な父は一人娘をとても愛していた
彼の妻そっくりな青い目・・・無邪気さ
何もかもがそっくり
彼の妻は娘と命をひきかえに、産む時の大量の出血で亡くなった
彼は一人で彼女を育てた
彼女を厳しく育てたのは訳があった
妻は一度溺れた事があって、その後、彼女はよく咳をするようになっていった
肺炎にかかりやすく、血に菌が入りやすい体になっていた
彼は何度も入退院を繰り返しながらも彼女は彼を愛しつづけた
そして念願だった子が宿った
彼は娘が同じように溺れる事を心配していた
なぜなら、彼女はどこでも踊る子で、よく溝に落ちた
男まさりで、負けず嫌い。自分の主張を通さねばテコでも動かない
それでも彼女がパパ~と頬ずりして笑いながら謝る姿には
頑固さもとけ、いつしか笑ってしまうのだった
彼は妻を失った悲しみから、少しずつ立ち直っていった
二人はいつも一緒にいた
彼女はパパが大好きだったのだ
大きくなり彼女は嫁にいった
彼は一人になった
そして年月は過ぎ、彼に最期の時が訪れていた
病床で彼は彼女の幻をみた
クルクルと回る天使がこちらを見て笑っている
娘だ
彼は静かに息をひきとった
彼女の幻と共に彼は天上の光に包まれていった
あなたは愛されています。今もこれからも絆が消える事はありません
あなたは淋しがり屋でまっすぐで・・・そして甘えん坊
彼はあなたの無邪気さが好きだった
過去生であなたが辛い時、彼はあなたの近くにいてよく語っていました
[笑うんだよ。そうすればすべてがうまくいく]
これから離婚を例え選択したとしても、生きてきた二人の絆は消えません
彼が過去生で一人で生きていく事を選択した時は辛かった
厳格な父で心配性の彼があなたを手放したのは、あなたの旅立ちを壊したくなかったから
あなたを本当に愛していたから・・・
愛は繋ぎとめておくことでも、そして一緒になる事でもなく
愛するものを自由に世界に押し出すこと・・・
あなたは愛されています
あなたは自由に選択していいんです
自由に空を飛び、踊っていいんです
彼はあなたが空に踊る時、まるで天使を見るように幸せになるのだから」
何とも言えない愛しさが流れていた
彼女はすっかり元気を取り戻していた
彼女が空にクルクルと回る姿に光が降りていくのを私はずっと見ていた
帰る時、私は彼女に手を差し出した
彼女はしっかりと両手で私の手を握り、私をまっすぐに見つめた
彼女の目は潤んでいた
帰ってから、私は涙がとまらなくなった
彼女は私のハートを射止めた
純粋すぎるくらい純粋で、恐れに立ち向かう事から目をけして背けない勇気
自分と人から逃げないですべてを常に受け入れ続けていこうとする子供のような素朴なハート
世界は価値判断を下し、常に他を受け入れようとしない
自分だけが正しいと組織を作る
沢山の宗教・・・沢山の政治・・・沢山の教育・・・
沢山の哀しみ・・・
それらのすべてを否定せず、それらのすべての音を合わせた音楽を聞いている
そのすべてのものの生命のダンスを彼女は踊っていた
神が意図したものは何だったのか?
彼女は私に本当の音とは何かを聞かせてくれた
すべてが混ざり合った世界にあるこの地球の音楽を聞きながら
彼女は人生という踊りを踊っていたのだ
彼女は私を癒しにきた
彼女は神からの贈り物
私の子供・・・
私の光だ・・・
生命の素晴らしさと生きる事・・・
今、ここに存在する事・・・・
なんだかいっぱいになった
光が私を包んでいくのを感じていた
その後メッセージを聞いた私は驚いてしまった
彼女は過去生で私の子供だった
もしかしたら、彼の妻は私だったかもしれない
不思議なめぐり合い
人生とはそんなものなのかもしれない