THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

怒りを使い相手を裁く隠れた心理 受動的攻撃性

2020-07-31 15:04:52 | スピリチュアル

今から書く案件は、仕事上での人間関係だけに起きるものではなく

恋人との関係、友人との関係などなど

どの関係性でも起きうる可能性を含んでいる

 

 

MさんとTさんは年齢も近く男同士

 

仕事の取引先と10年以上の付き合いで

仕事だけでなくプライベートでも飲みにいく関係性の二人だった

 

お互い自営業で会社を経営し、仕事でも助け合ってきた

 

今回起きた出来事は、今までも二人の間で何度も起きたことである

 

 

 

 

TさんはMさんに、とある仕事を依頼する

 

依頼したものは特殊な仕事で

通常300万円以上から

場合によっては1000万円単位の見積もりがでるような仕事で

長期に渡って何人ものチームで、作り上げるような手が込んでいて難しい仕事だ

 

誰もができるものではなく

それなりの技術と頭脳を持ち

何年もかけて得てきた経験が必要になる仕事だ

 

 

いわゆるその道のエキスパートのMさんに、Tさんは仕事の依頼を出した

 

 

二人の間でのことなので

最高にいいものを取り入れて作ろうということで

仕事が進んでいったが

 

最初の段階での金額の設定をおおまかにしか決めていなかったため

問題が起きてしまった

 

当初は100万という金額からスタートして

進んでいくうちに、いいものや必要なものが出てきたら

 

そこから金額を上乗せしていこうといくという

おおまかな約束でスタートした

 

 

Mさんは殆どの仕事を一人でこなし

一日16時間近く仕事をした

一つ一つ手作業でTさんの要望に応えながら

あり得ないスピードで

たった1か月で最高のものが出来上がってきた

 

 

最終の段階が見えてきた時点で

TさんはMさんに100万円しか支払わない形になっていた

 

通常でいけば300万円以上になる仕事なのに

金額をうやむやにしたのだった

 

Mさんは突然、Tさんにメールをだし

この仕事は最初からなかったことにしてほしい

 

今後、君との付き合いは一切やめたいと思うという内容のメールを出した

 

昼間までニコニコして要望に応えていたMさんは

突然、夜になって怒りだし

作り上げたものを全部壊し

Tさんとの付き合いも止めようとしたのだった

 

 

 

このMさんの反応を注意して見てもらいたい

 

MさんはTさんの被害者になっていると思い

怒りをあらわにし、彼を切ろうとした

 

 

怒りを表し、彼を裁くだけでは

問題解決には至らないのがお分かり頂けるだろうか?

 

 

私達は殆どの場合、感情を相手にぶつけ

相手を裁くことで問題から目を背けようとする行為に走りやすい

 

 

怒りを相手にぶつけることは

解決にならないどころか、マイナスになる

 

 

16時間以上一か月もかかった時間

 

振り込まれるであろう金額

 

期待に応えてもらったらラッキーだが

期待に応えてもらえない時

自分のほしいものをお願いして交渉するのではなく

怒りを相手にぶつけるやり方をすることを受動的攻撃性という

彼らはみんな同じ言葉を使う

 

「こんなによくしてやったのに」

 

 

いい人の顔を続け

自分を大事にしないと

被害者を自分で引き受け

相手を加害者にし

問題や欲求は解決されず

怒りを自分の内側に取り込み

他者を憎み、嫌いになる

 

人間関係がうまくいかない原因は

自分の欲求を隠した受動的攻撃性にあることがある

 

日本人は特に暗黙の了解で

相手に物を言わないで要求することが多い

国民性を持っている

 

これじゃぁ、相手に伝わる訳ないよね?

 

被害者になるくらいだったら

ちゃんと交渉して自分のバランスをとる必要がある

 

レスポンシビリティとは

反応の責任という意味だ

 

感情や反応の責任は、誰かにあるのではなく

それを出す自分に責任がありますよーということなのだ

 

誰かが変わるべきだとか

自分の要求が満たされないからと言って

相手を裁いたり、批判する自分の感情や反応に責任があるのですよと

いう意味になる

 

誰かの行動で迷惑をこうむって、その相手に言わないで

その相手と関わつている親や友人、教師などに

あなたが彼らをちゃんと面倒をみないから

だから私が迷惑をこうむっているのだからと

当事者ではなく第3者に怒りが向けられることもある

 

感情をぶつけることで、私はこんなにひどい目にあっています

それはあなたの責任ですよと遠回しに伝えて裁いているのだから

 

おかしな話であるが、自分を知らないとは

こういうことなのである

 

そりゃ、誰からも教えてもらわなかったのだから

感情をどのように取り扱えばいいのか

責任とは何なのか

問題を解決するとはどういうことなのか

知らないだけのことである

 

無知は苦しみを持続化させ

知識や知恵は人を自由にする

 

 

現在、エネルギー的に起きるのは

無意識にしまっておいた葛藤が次々に出てくる

 

問題が勃発するのだ

精神疾患が強い反応として出たり

身体に病気として現れたりする

 

そして大きな問題は、感情を自分でクリアしないで

他者にぶつけるケースだ

 

いづれにしても

私達は自分で自分の処理をすることになる

 

まもなく訪れるとんでもない大きな世界的な変化に

自分の問題をどのように処理するかで

人生の方向が違ってくる

 

同じやり方で人生に対処し、苦しみの中で被害者で居続けるのか?

 

新しいやり方で、自己の責任をとり、自己実現して幸せに生きるのか?だ

 

 



最新の画像もっと見る