品物を見ないで購入するというこは当たり外れは当然あることだ。足代がかからず家に居ながらにして物が手に入るのだから通販は当たり外れは覚悟の上の買い物である。
しかし年老いて車もない老人や体調を悪くした私にとっても致し方ないのである。リビングのカーペットが夏向きの色合いだったので買い換えたいと思いインターネットで探した。
ベージュ系を注文する。到着も早い・・・だが広げて敷いてみると想像していた物とは別物であった。カーペットの上を歩かなければ見本写真のようなベージュの敷物だが、一足歩くたびに色が変わる。毛並みが倒れると茶色になるのだ。
とてもこれは使えないので丸めて物置行きである。やはり自分の目で確かめて手で触って確認が必要である。
今まで仕事をしている時から現物を確かめてからの仕入れ主義であったのに、最近は少しでも楽をして手に入れる通販を使うようになってしまった。通販でも良い物はたくさんある。本や通常使っている調味料や化粧品などは間違いはない。
今回は失敗だったので翌日早速与作さんとデパートに現物探しに行ってきた。私が勝手に通販で決めて失敗してしまったので今回は二人の意見が一致したものにしたかったのだ。部屋の寸法を測っていきオーダーカーペットに決めてきた。
二人で出かけるのはめずらしいので夕食は質素に外ですませる事になる。
与作さんはやはり外食よりうちで食べる方が落ち着くと言うが、主婦はたまにはのんびり上げ膳据え膳でいただきたいのだ。
昨日は今年最後の洋裁教室だった。先生の気持がゆれ動いていて教室の廃止にはならないような雰囲気になってきた。
87歳のお歳を考えると止めたい気持は山々だろうが、50数年続けてきたので寂しさもあるのだろう。手助けをしながら先生の思うがままに私たちはついて行こうと話し合った。