歩くのを鈍る439爺の歩行練習を促して施設内を10分程度歩いたが、途中で何故か怒ってしまい部屋に戻ってしまった。そんな事があり今夜の呼び出しになる「相談したいことがあるのですぐ来てくれ」と電話がある。消灯時間が過ぎて廊下は真っ暗である。。。がいかないわけにはいかず3階から2階に移動する。その話とは
「明日からもう一緒に歩くのは嫌だから止める、一人で自由に気ままに歩くことにした。でも歩くなら新しく靴を買うことにする」
何をするにもまず道具から入る人だから仕方がないが軽い靴ではダメだというのだ。理由があるなら買えばいい自宅に帰れば履き切れないほど靴はあるだろうに…何か理由をつけなければやる気にならないのだろう。買った以上は歩かないわけにはいかないだろうから体のためになるならそれも良しとしよう。
在宅して二日目は昔よく通った園芸売り場に出かけた。自転車で10分程度の所だ。欲しくなる花がいっぱいだが植えることはできないし持って帰ることもできない。眺めるだけだが楽しい時間である。
家に住んでいられるなら植えたい花ばかりが目に付いて売り場から離れられない。午前中はこれで終わる。
午後からはアルバムの整理をする捨てていいアルバムなんてあるはずがない。全部大切な思い出ばかり今日は孫中心のアルバムである。孫たちに全部渡そうと思う。
爺婆息子孫とこうしてよく出かけたものだ。この子たちはもう大学生と高校生になっている。爺もまだ健康体で頑張っていた。この楽しそうな皆の顔が楽しく嬉しくて写真からはなれられないのだ。
この頃は爺もふっくら優しい顔をしている。今は顔が気難しすぎてこんな画面は想像できないくらいだ。孫を連れてよく出かけたものである。
小さい頃の孫はみんな同じ顔をしていて見分けがつかない 兄弟だから当たり前だが本当によく似ている。長男の孫も同じ顔なのだ。
こんな楽しい思いをさせてくれた息子や孫たちに有り難うと感謝の気持ちでいっぱいになる。あっという間に一日が終わる。
幸せな時間を過ごした在宅だった。来月また出かけよう!!