ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

ノースサファリサッポロ初体験

2005年12月05日 | 北海道だべさ!
以前にオカメインコ用品を買いに行った時にペットショップでもらったチラシ。
『ノースサファリサッポロ』。
市内にある触れ合い型動物園ということで気になっていたので行ってみることに。

入場時間は午後3時ごろ。
山間にあるそこはすでに夕方のよう。
そしてすっかり冬景色。
想像していたよりかなり小さな場所で、動物園というより触れあいパークといった感じ。
でも、そう、その名の通りそこにいるほとんどの動物と「触れあえ」るのだ。
触れ合えなくても、ものすごく間近で見ることができる。
手を伸ばせば届く距離でビーバーがこちらをのぞいている。
ワラビーがつぶらな瞳で私を見つめて、手から餌を食べてくれる。
トナカイの毛は本当にフワフワで暖かい。
そして、夕方4時からはお散歩タイム。
生後6ヶ月という「ちゃめ」と一緒にお散歩しませんか?とスタッフに誘われて、喜んでお願いする。
ミニチュアホースのちゃめは本当に小さな馬。
大きくなっても大型犬であるピレネーズと同じくらいというから驚く。
でも頭はいいらしく、アメリカなどでは介助犬ならぬ介助馬として活躍しているらしい。
そのちゃめを連れて、他の大型犬4匹と一緒に園外へ。
もちろんちゃめのリードは私が持つ。
最初のうちこそ止まりがちだったが、大型犬たちがスタッフを手こずらせるくらいに跳ね回るのと対照的に、大人しく黙々と歩いていく。
途中、大型犬の一匹が脱走してスタッフが追いかけている間、「待ってようね」と声をかけたらぴったり立ち止まって、「行こう」と言うまでじっと待っていた。
顔を近付けたら、まん丸な目で見つめ返してくる……かわいい。
お散歩が終わる頃にはすっかり日暮れ。
木々に飾られた電飾が点灯されて美しい。
小型犬は小屋に帰されて、かわりにフクロウたちが登場。
園内施設のほとんどは屋外だが、ところどころに
「黒豚ちゃんとお茶しませんか」
などと書いた小さなハウスがあり、暖房の効いたその中に入ると黒豚やウサギなどの小動物がいて、抱っこしながら腰かけて休むことができるようになっていたりする。
そのハウスのひとつに、ナイトタイムということでコノハズクの子供が出されていた。
大きな目、小さな身体。
なんと指を出すとちゃんと乗ってくる。
感覚から言えば、うちのオカメインコ(95g)より軽い?
あまりのかわいさに見惚れてしまった。
屋外にはオスメンフクロウとシロフクロウも登場。
顔を数㎝のところまで近付けて見られるなんて初めてだ。
モモンガは手に登ってきた。

他にもバーベキューやセグウェイ体験など色々なアクティビティーがあるようだけど、とりあえずはたき火の側で暖まる。
どの動物にも必ず担当スタッフがいて、ほぼ全員若い人たちばかり。
園そのものも今シーズンが初めての冬という新しい施設で、話を聞くとまだまだ手探り状態の様子。
動物の数は決して多いとは言えないし、北国出身ではない動物にとって過酷な環境である屋外施設ということなど課題はまだまだあると思う。
なによりお客さんも冬は寒い。
子供連れで来たいけど足元が危ない場所もある。
でもその分可能性を秘めているような気がして、また今度雪がなくなったらもう一度行ってみたいと思った。
きっとまた新しい動物やイベントが増えているに違いない。

デパートの催事場のワンニャン触れ合いイベントより、間違いなく楽しめる。
http://north-safari.com/index2.html