ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

もうひとつの、終わり

2008年12月03日 | オカメインコ
先日、車に関する「終わり」のあった我が家。
そして、ここにもうひとつ「終わり」があった。
それはスピーカーの「巣」にこもっていた、オカメインコのチョコの抱卵。
半月前スピーカーを土台にしたお手製巣箱に入ったチョコは、直後に卵を産み始めた。
1個、2個と数日置きに増え、4個産んだところで産卵は終わり。
その後はひたすら中にこもりっきりで温めていた。
オカメインコは本来、つがいが交代で卵を温める。
けれどもペアになっていない(というかそもそも我が家にはメスしかいない)チョコはずっと一人で温めることになる。
巣箱の中ではフンすらもしないので、1日に2~3回、巣箱から出てきては信じられないほど大きなフンをし、エサと水を食い溜めしてまた巣箱に戻るという生活を続けていた。
でもどれだけチョコが必死になっても、無精卵は永遠に孵ることはない。
あまり続けさせてもチョコの体力を奪うだけなので、適当なところでやめさせなければならない。
夜、寝る前に巣箱を開けチョコをケージに戻すとき、けなげに温めている姿を見るととても切なくなるが、仕方がない。
いつ中止させようか、穂和と相談しながらついずるずると日にちが経っていた。

そうして11月30日の夜。
今夜こそはやめさせよう。
そう決めて、まずはコンデジ片手に巣箱を開ける。
ゆらゆらと身体を大きく揺らしてこちらを威嚇するチョコ。
お腹の下には小さな卵。
一生懸命温めるチョコの姿をムービーにたっぷりと収める。
そしてチョコを巣箱から出した後、穂和が卵の写真を撮った。



本当はムービーをアップしたかったのだけど、やり方がよくわからなかったのでとりあえずパス。
穂和から写真を借りました。

さて卵のなくなったチョコ。
翌朝からは放鳥しても、そこに卵がないことを見た瞬間からお手製巣箱には全く興味を示さなくなった。
ほとんど近寄りもしない。
まるで忘れてしまったように、違う場所で遊んでいる。
本当はチョコも卵が孵らないことを知っていて、だけど本能から温めていただけで、実は開放されてちょっとほっとしてるのかな、なんて勝手に解釈をしてみたりもして。


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2 コメント

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そだねぇ (のの)
2008-12-04 09:37:38
切ない感じもするけどねぇ
動物っていうのは強くたくましいね
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Unknown (Haruka)
2008-12-05 11:57:33
>ののさん
いやホント、たくましいですゎよ。
けどののさんも、私から見れば充分たくましいしw
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