ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

犯人はコイツだ

2009年01月17日 | オカメインコ
先週の日曜日。
床に掃除機をかけた時には特に異常は見つからなかった。
翌月曜日。
ふと、リビングの食卓テーブル近くに小指の爪の半分ほどの、丸い血痕のようなものが落ちているのを見つけた。
私はよく手足を引っ掻いて血が出るが、今は血が垂れるほどの傷に覚えはない。
穂和からも、ケガをしたという話は聞いていない。
とするとオカメーズのどちらかだろうか。
そう思って、まず毛引き症のチョコを見る。
チョコはいまだに癖で毛を抜くが、流血するような抜き方はしない。
羽を見ても特に異常はなさそうだ。
一方のアトラ。
目が合った瞬間にもぞもぞと私の顔に近付いて来て、撫でてと頭を下げる。
近すぎて観察できない。
でも異常はなさそうだ。

そして水曜日。
いつものように肩に乗って羽づくろいをしていたアトラが、クチバシをギョリギョリと摺る音をたてた。
それが眠い時に出す音とも、エサを食べる時に出す音とも違った。
何だろうと思って振り返って仰天。
アトラのクチバシが血で真っ赤に染まっている。
「何したの!」
声をかけると、アトラは翼の裏側をクチバシでつついた。
また鮮やかな血が付く。
あの血痕の犯人はアトラか。
確信はしたものの、原因はわからない。
行きつけの小鳥専門病院には時間的に間に合わないし、翌木曜日は定休日。
結局、金曜日の午前中に連れて行くことにした。
気がつけばアトラは傷のことなど忘れたように、撫でろ、と頭を下げている。
それに満足すると、エサを食べ、水浴びをし、重要な書類をかじりかけて私に怒られ、また頭を下げて撫でてを待っている……いつも通りだ。

そして迎えた金曜日。
状況を話して診察をしてもらうと、アトラの身体をひっくり返して3秒で診断結果は出た。
「伸びかけの羽が、ぶつけたか何かで折れたのね。そこが気になってつっつく度に血が出ちゃってたのね」。
原因の羽を抜けば、大丈夫。
そう聞いて、ほっと一安心。
自咬症(いわゆる自虐行為)だったらどうしよう、という最悪の心配から解放された。
毛を抜いてもらい、消毒もされて、ついでに爪切りもしてもらって終了。

犯人はコイツだった↓


長い翼の生えかけで、まだ毛もほとんど出てきていない太い筒状の筆毛。
この太さが折れたなら血が出ても不思議はない。
家に戻っても緊張状態から回復しないアトラに、早く気付いてあげなくてごめんね、と謝った。
……夜、仕事から帰って見たら、もうまるで記憶にないかのように元気になっていた。
めでたしめでたし……かな?


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