社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

ベクトルがかかった報道 その2

2008-05-08 08:54:35 | マスコミ批判
 巷で流行っている「相棒」の映画版を観てきました。たいへん映画としては良くできていました。
 演技や話の展開としても良くできていましたし、朝日新聞社グループの世論誘導の方法も良く見える作品でした。
 数年前イランで拉致殺害された青年をモデルに、それを見捨てた日本政府と日本人への復習というストリーですが、現実には退避勧告が出されたイラクへ入国し、拉致された青年への同情は国民から得ることができないため、退避勧告が届かなかったしたオチを用いています。
 日本は他の国と異なり、例え紛争国でゲリラに拉致されても特殊部隊を送り込んで奪還することが、憲法9条でできません。「ゲリラの要求に屈しろ」とこの映画の監督を言っているのでしょうか?ゆえに退避勧告を無視する場合「死」を覚悟する必要があるわけです。戦場ジャーナリストは皆そうしています。
 しかし、左翼でも一部の方々は、日本政府がゲリラの要求を呑むことを希望しているようです。現在の福田総理のお父上が「人命は地球より重い」との迷言をされ、ハイジャック犯に身代金を払ったことは有名です。そして世界中でその資金によるテロを拡散したことも日本以外の国では有名な話です。
 ここには「この世の楽園」と北朝鮮を賞賛していた左翼系マスコミ、特に現在は中国さえ反省の弁を口する文化大革命を絶賛した朝日新聞(社長が株主総会を欠席しレセプションンに訪中、帰国後紙面をさいての大キャンペーンを行った)の姿勢と同等のものではないでしょうか。
コメント
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