イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

イギリス人の飽くなき日焼け願望の体現!サンベッドに寝そべるオレンジ色に日焼けしたブタ!

2017年04月29日 16時37分28秒 | 英国ってハズカシイ!
食べ物でも、マンチェスターでもなく、キッチュのカテゴリーでお伝えします。

サングラスをかけたクールなブタの丸焼き。


マンチェスターの、ピカディリー・ガーデンズ Piccadilly Gardens の短い通りで定期的に開いている、マンチェスター・ストリート・フード・マーケット Manchester Street Food Market

木、金、土曜日にほぼ一日中あいています。

15軒ほど並んだテントで、中華、カリビアン、スペイン、イギリス伝統の焼き菓子などなどを作ってその場で売っています。
すぐ横のピカディリー・ガーデンズの芝生に座って食べるのに好都合。

このブタの丸焼き hog roast屋も、いつも店を出しているおなじみの店の一つです。

薄くそいだロースト・ポークと、パン粉とハーブを練ってローストしたスタッフィングにとろりとした濃い味のグレービー・ソースを塗って丸い平べったいパンに、はさんでくれます。



アップル・ソースも添えてくれるはず。
4ポンド( 今578円だそうです) は、まあまあお手頃なのではないでしょうか。


ところで、サングラスをかけたブタ!

サン・ベッド(日焼けマシーン)に腹ばいで寝そべる人を連想させるグロいディスプレイと思えなくもない・・・ジョークでしょう。何人もの人が写真を撮っていました。

じりじりとロースターの火に焙られてこんがり日焼け・・・

イギリス人、(というより白人全体だと思いますが)の、日焼けにかける情熱は特筆ものです。
今ではほとんどの人が、紫外線の害を認識しているはずなんですが、それでも日焼けサロンは年中大盛況。

陽がさしているのに肌をさらさない、なんて生理的に受け付けないらしいんです。
夫も含め、私の知っているイギリス人はほぼ全員、理屈抜きに日焼け渇望者です。

拒食症の人たちのように、実際は充分黒く、肌は紫外線の影響でしわしわ、カサカサなのに鏡を見るたびに「まだ青白い!もっともっと焼かなきゃ!」絶望的に追い詰められる、精神的に不安定な人もかなりいるそうですよ。
若い女性が主の拒食症と違ってこの「日焼け強迫観念」にかかる人の、年齢、性別はまちまち。

ニュース番組でやっていた「日焼け強迫観念」のルポでインタビューされた若い女性は、「友達が自分より黒かったら、みじめになって一緒に出歩くのが嫌になる」と発言していました。

南欧での海辺の休暇前に前もって焼いておく、のはまあ理解できるのですが(白い肌にビキニは似合わないんだそうです)花嫁が白いウェディング・ドレスを着る前にできるだけ肌の色を黒くしておくのが常識って、どうなんでしょうか。

日本では考えられないことですね。

左側がピカディリー・ガーデンズです。



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コメント (3)
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