イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ワクチン接種計画の完了間近なイギリスで激増する感染者数...それでも来週撤廃予定の行動規制!!写真はしつこくハエトリソウ

2021年07月15日 03時11分01秒 | 気になる出来事、社会情勢
一昨日、19歳の息子がすぐ近所の小劇場に開設された接種会場で1回目のワクチンを接種してもらいました。



写真は、まとめて開き始めたハエトリソウの花です。
トゲトゲのある怖ろしい罠でハエをとらえて体液をすするまがまがしいハエトリソウの可憐な白い花に夢中です。
上の3枚は一昨日、下の3枚は昨日ひとつだけで咲いてしおれた最初の花の周りを5つの花がかこんだ華やかな様子を撮りました。



息子は接種を避けていたのですが、年末にドイツに旅行することにしたため、いやいや予約を入れました。

息子は「ワクチン懐疑派」ではありません。
病的なほど注射針を怖がっているのです。

...注射がきらいな人は意外と若い人に多いようです。
好きな人なんていないでしょうけど。



学校ではしかの予防接種を受けたぐらいで、それ以外注射をされたことはありません。

イギリスでは数週間前から18歳以上のすべての成人が接種対象になっています。
この新設会場で接種を受けに来る人たちのほとんどは30歳以下の人たちのようです。


ショック症状まで心配していた息子ですが、2日たつ今でも腕が少し重い他、副反応は全くありません。

会場から出てきた息子に会場での様子を根掘り葉掘り聞いてみました。(付き添いの人は入れません)
息子は会場に入って、恐怖で動転したそうです。
正直に接種係の女性にそう伝えると、壁に貼られた(歯科診療所の天井に貼られているような子供向きの)「間違いさがし」のポスターを見ているように言われたそうです。
真剣にそのポスターを見て間違い探しをしている間に準備も注射も完了、注射器を見ることもなく痛みも恐怖も全く感じなかったそうです。

なんて気が利いてるんでしょう!
私や夫が接種を受けた時はそんな心遣いはありませんでしたよ!



イギリスでは昨日で、3480万人強(全人口の52.5%)が2回の接種を完了しました。

そして昨日1日の新規感染者数は驚きの43,302人!

毎日激増しています。

19日から感染拡大防止対策の規制を一切取り払い、パンデミック以前の通常の生活に戻す決定をしたというから驚きです!

マスク着用の法規制に関してはいまだに是非が問われていますが。
ワクチン接種計画が功を奏して感染者は激増しても重症者、死亡者が激減しているので怖い物なしの雰囲気なのです。

さて、日本ではワクチンを拒否する人の割合がかなり高いと耳にしました。



私の推測ですが....
日本では「緊急事態宣言」などという核戦争かクーデターでも勃発したかのような物凄い響きの(何度目かの)事態になっているようですが、新規感染者はせいぜい1日に2,000人前後ですよね。



あまりせっぱつまっていないように見受けます。
「ワクチン接種は必要ない」と主張する多くの人たちは「亡くなった人や重症化した人は実際にはそれほどいない」ということを根拠にしていると聞きました。

....日本ではそうなのかもしれませんね。
実際、(感染者数に関しては検査件数がけた外れに少ないからともいえますが)死亡者数が本当に少ないのは事実なのですから。

長くなるので、また明日に続きます。







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