ついにうちのネコ、ティブのデン(隠れ家)が解体されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/fa/34cdaa8d43fd006cabbf15f6400e55fa.jpg)
2階の踊り場兼 短い廊下にあります。
3階から下りてきたちょうど角のあたりでジャマでした。
先週 屋根が取り払われ、一昨日デンの壁を構成していた不要になったスピーカーがなぜか ひとつだけ一階に移動しました。
夜になっても まだもうひとつ残っています。
隠れ場所を失ったティブは未練がましく残ったスピーカーに身を寄せています。
今日の話題は、「イングランドが負けた日曜日のサッカーのヨーロッパ杯の一夜明けたその後の醜態」です。
写真は、1週間前に撮った、お気に入りのデンでくつろぐティブです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/c8/f4f9d45d6d4a60b2ec180d4562fc305a.jpg)
引き分けで時間切れになったイタリアとイングランドの決勝戦は ペナルティ・キックで決着がつきました。
その直後に、ペナルティ・キックに失敗したイングランドのプレイヤー3人に、ソーシャルネットワークで怖ろしい数の誹謗中傷、非難攻撃が浴びせられ始めたのです。
ただの誹謗中傷、非難攻撃メッセージではありません。
卑劣極まりない人種差別メッセージです。
ペナルティ・キックでゴールを決めそこなった3人の若いプレイヤーは全員黒人だったのです。
サッカーには全然興味のない私もその場面を見ていたのですが、そんなことには全然気がつきませんでした。
失敗した時に「あらまぁ、こんなに若い男の子たちに国家の一大事がかかった重大な責任を負わせるなんてかわいそうに」とぼんやりと思ったものでした。
翌日のニュースはこの「サッカー人種差別」事件で1日中もちきりでした。
どういう文面の人種差別メッセージだかは当然ながら一切明かされていませんが、生放送でインタビューされた人が「オランウータンのエモージ(絵文字)」が多用されていたと口を滑らせました。
サルやゴリラの真似は欧米では黒人を侮蔑する決まりきったジェスチャーです。
特にサッカーの国際試合の応援に来た東欧チームのファンたちがたびたび対戦チームの黒人選手に対して「ホッホッホッ」とサルのなきまねをして会場からつまみ出されています。
東欧諸国では概して言えば人種差別に関する意識が西ヨーロッパに比べて極端に低いようです。
植民地支配を推し進める経済基盤を持たなかったため、国内に移民がいない、他民族と共存した経験がないためだと思われます。
...EU国内でそれをやってサッカー協会に認識されてブラックリストに名前が載ると生涯サッカー場での公式試合が観戦できなくなるはずです。
イギリス国内でそれをやると刑事罰に問われます(いい気味!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/91/7a7415cb5e927c3a0234e6ae8c355fb0.jpg)
朝のニュースの時間にはすでに Twitter や facebook から数千もの差別メッセージが削除されていたそうですし、差別発言者は生涯ソーシャルメディアから締め出されるという措置が取られたそうです。
ウィリアム王子やボリス・ジョンソン首相、キア・スターマー労働党党首をはじめ多くの政治家、スポーツ関係のリーダーたちが人種差別者を攻撃する声明を発しています。
午後、臨時の記者会見で怒りの生放送会見をしたボリス・ジョンソンの卑怯な人種差別主義者に対する発言が愉快でした。
「恥を知れ、お前らがモゾモゾ這い出してきた岩の下に這い戻ってそこにずっといてもらいたい! I say shame on you, I hope you will craw back under the rock from which you emerged !」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/f2/0310f4db5844e2875dc957283f114595.jpg)
いっしょにきいていた夫に「人種差別主義者って岩の下に住んでるの、冷蔵庫の下に住んでるゴキブリみたいに?」と聞いちゃいました。
夫はゴキブリがどこに住んでいるか知らないはずですが、にやにやしながら「そうだ」と教えてくれました。
(ちなみに、イギリスにゴキブリはいません。少なくとも一般家庭で見ることはありません)
私はボリス・ジョンソンが嫌いですが、「岩の下」は卑劣漢の人種差別主義者を表す気の利いた表現だと思いました。
脚のいっぱい生えたいやらしいゲジゲジとかダンゴムシたちは岩の下のじめじめした場所にグジュグジュ群れていそうです。
英文を書き写そうとニュース・ウェッブを検索したら....
な~んだ、「crawl back/out under the rock 岩の下から這い出てきたり這い戻ったりする」は大嫌いなやつを表現する時の決まりきった英文表現だということが分りました。
「下劣な連中の意」とオンライン辞書に書かれていました。
やはりムシが岩の下に隠れているところからきているようです。
crawl back under the rock と言えば消え失せろ、出てくるなの意味があるみたいです。
ボリスのオリジナルではなかったのね!
初めて聞きました。
それほどよく使われる表現ではなさそうです。
ジョンソン首相は、試合開始時にイングランド選手が黒人の権利を主張する「Black Lives Matter」運動に連帯の意を表するためにひざまずいた時にブーイングしたイングランドのファンを非難しなかったそうです。
「ひざまずくジェスチャーは対立を引き起こす」という意味の発言もしているそうです。
ジョンソン首相が人種差別主義者だとまでは思えませんが、人種差別を積極的に撤廃すべき大問題としてとらえる意志があまりないんじゃないかと思えます。
それにしても、(もちろんごくごく一部の、ですが)イングランドのサッカーファンの品性の低さにはあいかわらずウンザリさせられます。
デンマークチームが国家を斉唱している時にヤジを飛ばしたそうですし、決勝戦が行われたウェンブリー・サッカー場に入場券を持たないファンが警備員ともみ合って乱入した様子もしっかりビデオに撮られて繰り返しニュースでながれていますし。
日曜日の決勝戦がらみの騒乱ですでに何百人もの人たちが逮捕、起訴されていますし、ビデオに映った人たちがこれからも警察沙汰になることが確定です。
黒人選手に対する人種差別発言や落書きなど絡みで多くの人が失職することにもなりそうです。(いい気味!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/227a2f438f891a5c493107792201e94e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/fa/34cdaa8d43fd006cabbf15f6400e55fa.jpg)
2階の踊り場兼 短い廊下にあります。
3階から下りてきたちょうど角のあたりでジャマでした。
先週 屋根が取り払われ、一昨日デンの壁を構成していた不要になったスピーカーがなぜか ひとつだけ一階に移動しました。
夜になっても まだもうひとつ残っています。
隠れ場所を失ったティブは未練がましく残ったスピーカーに身を寄せています。
今日の話題は、「イングランドが負けた日曜日のサッカーのヨーロッパ杯の一夜明けたその後の醜態」です。
写真は、1週間前に撮った、お気に入りのデンでくつろぐティブです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/c8/f4f9d45d6d4a60b2ec180d4562fc305a.jpg)
引き分けで時間切れになったイタリアとイングランドの決勝戦は ペナルティ・キックで決着がつきました。
その直後に、ペナルティ・キックに失敗したイングランドのプレイヤー3人に、ソーシャルネットワークで怖ろしい数の誹謗中傷、非難攻撃が浴びせられ始めたのです。
ただの誹謗中傷、非難攻撃メッセージではありません。
卑劣極まりない人種差別メッセージです。
ペナルティ・キックでゴールを決めそこなった3人の若いプレイヤーは全員黒人だったのです。
サッカーには全然興味のない私もその場面を見ていたのですが、そんなことには全然気がつきませんでした。
失敗した時に「あらまぁ、こんなに若い男の子たちに国家の一大事がかかった重大な責任を負わせるなんてかわいそうに」とぼんやりと思ったものでした。
翌日のニュースはこの「サッカー人種差別」事件で1日中もちきりでした。
どういう文面の人種差別メッセージだかは当然ながら一切明かされていませんが、生放送でインタビューされた人が「オランウータンのエモージ(絵文字)」が多用されていたと口を滑らせました。
サルやゴリラの真似は欧米では黒人を侮蔑する決まりきったジェスチャーです。
特にサッカーの国際試合の応援に来た東欧チームのファンたちがたびたび対戦チームの黒人選手に対して「ホッホッホッ」とサルのなきまねをして会場からつまみ出されています。
東欧諸国では概して言えば人種差別に関する意識が西ヨーロッパに比べて極端に低いようです。
植民地支配を推し進める経済基盤を持たなかったため、国内に移民がいない、他民族と共存した経験がないためだと思われます。
...EU国内でそれをやってサッカー協会に認識されてブラックリストに名前が載ると生涯サッカー場での公式試合が観戦できなくなるはずです。
イギリス国内でそれをやると刑事罰に問われます(いい気味!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/91/7a7415cb5e927c3a0234e6ae8c355fb0.jpg)
朝のニュースの時間にはすでに Twitter や facebook から数千もの差別メッセージが削除されていたそうですし、差別発言者は生涯ソーシャルメディアから締め出されるという措置が取られたそうです。
ウィリアム王子やボリス・ジョンソン首相、キア・スターマー労働党党首をはじめ多くの政治家、スポーツ関係のリーダーたちが人種差別者を攻撃する声明を発しています。
午後、臨時の記者会見で怒りの生放送会見をしたボリス・ジョンソンの卑怯な人種差別主義者に対する発言が愉快でした。
「恥を知れ、お前らがモゾモゾ這い出してきた岩の下に這い戻ってそこにずっといてもらいたい! I say shame on you, I hope you will craw back under the rock from which you emerged !」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/f2/0310f4db5844e2875dc957283f114595.jpg)
いっしょにきいていた夫に「人種差別主義者って岩の下に住んでるの、冷蔵庫の下に住んでるゴキブリみたいに?」と聞いちゃいました。
夫はゴキブリがどこに住んでいるか知らないはずですが、にやにやしながら「そうだ」と教えてくれました。
(ちなみに、イギリスにゴキブリはいません。少なくとも一般家庭で見ることはありません)
私はボリス・ジョンソンが嫌いですが、「岩の下」は卑劣漢の人種差別主義者を表す気の利いた表現だと思いました。
脚のいっぱい生えたいやらしいゲジゲジとかダンゴムシたちは岩の下のじめじめした場所にグジュグジュ群れていそうです。
英文を書き写そうとニュース・ウェッブを検索したら....
な~んだ、「crawl back/out under the rock 岩の下から這い出てきたり這い戻ったりする」は大嫌いなやつを表現する時の決まりきった英文表現だということが分りました。
「下劣な連中の意」とオンライン辞書に書かれていました。
やはりムシが岩の下に隠れているところからきているようです。
crawl back under the rock と言えば消え失せろ、出てくるなの意味があるみたいです。
ボリスのオリジナルではなかったのね!
初めて聞きました。
それほどよく使われる表現ではなさそうです。
ジョンソン首相は、試合開始時にイングランド選手が黒人の権利を主張する「Black Lives Matter」運動に連帯の意を表するためにひざまずいた時にブーイングしたイングランドのファンを非難しなかったそうです。
「ひざまずくジェスチャーは対立を引き起こす」という意味の発言もしているそうです。
ジョンソン首相が人種差別主義者だとまでは思えませんが、人種差別を積極的に撤廃すべき大問題としてとらえる意志があまりないんじゃないかと思えます。
それにしても、(もちろんごくごく一部の、ですが)イングランドのサッカーファンの品性の低さにはあいかわらずウンザリさせられます。
デンマークチームが国家を斉唱している時にヤジを飛ばしたそうですし、決勝戦が行われたウェンブリー・サッカー場に入場券を持たないファンが警備員ともみ合って乱入した様子もしっかりビデオに撮られて繰り返しニュースでながれていますし。
日曜日の決勝戦がらみの騒乱ですでに何百人もの人たちが逮捕、起訴されていますし、ビデオに映った人たちがこれからも警察沙汰になることが確定です。
黒人選手に対する人種差別発言や落書きなど絡みで多くの人が失職することにもなりそうです。(いい気味!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/227a2f438f891a5c493107792201e94e.jpg)
一個だけ残ったスピーカーの横に
しっかり自分の存在を主張している
ディブに、ごめん、笑っちゃいました
翌日の朝には私も日本のニュースをチェックしたのですが情報はBBCの海外むけニュース日本語版しか扱っていませんでした。
もろさんに言われてその翌日見てみたらドカーンと大報道。イギリスでの反応等をみて大きなニュースにすることに決定した時間差が体感できました。
もうスピーカーは見たくありません。壊れていない物品を廃品に出すのは心がうずきますが電気回線の工事がおわったら取り外した備品といっしょに廃品回収場にもっていきます!
ティブのために変わりのデンの工夫をするつもりです。