blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

無謀な挑戦

2011-06-07 22:24:46 | 日記
今日の昼休みに、休憩やオシャベリは禁止となった事務所に寄って当日の仕事量をチェックした。
長居しない限り、その程度の用事なら出入りは自由だ。
同期のM氏も一緒にいたが、その時は中にYマネージャーだけがいた。
Y氏は開口一番、「ごめんね、休憩場所が少なくなって」と申し訳なさそうに話し、「本部等々にうるさい人がいて・・・」と漏らした。
私がすぐさま「等々、ですか?」と突っ込むと、Y氏は苦笑いを浮かべて「そう、等々」と言った。
その「等々」という言葉にY氏の本音が凝縮されていたように思う。
等々の中身は、本部ではなくわが部署内部の人間を指している。

本部にネット閲覧について注意されたことなど方便のようなもので、本当はナンバーツーのK氏が、私やM氏が事務所内でK氏に近い社員を冗談半分でも批判するのを排除したい思惑からかなり声を張り上げる形でY氏に主張したであろうことが確信できた。
K氏はやたらに長くわが部署にいることもあり(実際は他でもう使えないだけ)シンパの社員も数人いて、その一派も含めた人間がY氏が言う「等々」ということだろう。

とはいえ、Y氏はわが部署のトップであり、人事考課の権限がある唯一の人物だ。
いくら現状が面白くなくとも、Y氏に何かを直接ガツガツ言うとすればかなりの覚悟がいる。
K氏本人はここに来て日頃のイライラも頂点に達しつつあるようで、半分捨て身でいろいろ言い始めたのだと思う。
結局はせっかくの挑戦もムダに終わってK氏本人は「実質終了」になるものと思うが、シンパの社員にはそこまでの覚悟はないように見える。
そこで彼らはどうするかと言えば、Y氏寄りと彼らが思い込むところの人間が「気に入らない」となって、例えばY氏との離反を図るようなウソ話などをしてくる可能性がある。
今週に入っての一派を見ていると、目が座ったような暗い表情や、時にはこちらをいまいましそうに見る視線などがある。
一派の人間にしてみれば、さすがに師匠格であるK氏がほぼ「ないもの」扱いを受けている現状に危機感を感じないほど鈍感ではないだろう。
明日はわが身と思い込み過剰な自己保身に走る一環で、私なりM氏なりが今後幼稚な攻撃を受けないとも限らない。

繰り返しにはなるが、私やM氏はY氏が部署のトップだから慕っているのではなく、日頃の姿を見て信頼を寄せてくれていることがはっきりと分かるからである。
僭越な言い方だが、あくまで「人物そのもの」で判断しているだけだ。
何をするにもろくなロジックを持たないK氏とその一派は、理詰めで追い込めばほどなく破綻して、しまいには激高して感情論や根性論へのすり替えを始める。
そんなマインドを持っている人間を心から尊敬することは難しいし、一派が何人であろうとロジックを持たない人間ばかりだからいないのと一緒である。
ただ、微妙に立場の高い人間にK氏シンパが多いことから複雑な事態になることも考えられ、油断は禁物である。

今の境遇が面白くないなら改善する動きをすればよいし、他人をいまいましく思うくらいなら自らの実力を上げるほうが建設的だ。
他人を腐し足を引っ張ることで相対的に浮かび上がろうとする人間たちなどそもそも論ずるに値しない。
私はせっかくつかんだいい職場を、程度の低い人間に振り回されてムダにすることは絶対にできないと思っているから不当な扱いには断固として対処する。
幸いK氏にはアンチも相当数いることから、時期を見て情報交換をして社内インフラの構築にもつとめたいと思う。
二十数名の部署で派閥争いのような状態が起きているのは上場企業として恥ずかしい限りであるが、仕掛けられれば返すよりほかはないので、あらかじめ理論武装はしておいて損はない。

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