古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

「町在」竹崎律次郎銭三貫目寸志 天保9年

2019-03-15 17:07:49 | 町在竹崎律次郎


熊本県立図書館蔵

          御内意之覚
                  小田手永地侍
                  竹崎律次郎

    一 銭三貫目

    右者
    二ノ御丸惣御修復等
    御手伝御用ニ付寸志銭差上最早夫々年賦
    上納相済申候間乍恐被賞一領一疋ニ進席
    被 仰付被下候様有御座度奉願候此段宜
    被成御参談可被下候以上

     天保九年十一月

     玉名
      御郡代

     御郡方
      御奉行衆中


熊本県立図書館蔵

      律次郎儀達之通ニ而寸志高
      見合之規矩ニ相当居申候間
      一領一疋可被 仰付哉

      右之通十二月廿二日及達

竹崎律次郎は文化12年(1812)の生まれだから、この時26歳の青年だった。矢嶋順子 と結婚するは3年後のことである。

一 銭三貫目 は藩札をもってこれに当てたということ。熊本藩の藩札は銭1匁70文で あったから、3貫目は21万文である。これを金貨、両で表せば約52両となる。


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