熊本県立図書館蔵
御内意之覚
小田手永地侍
竹崎律次郎
一 銭三貫目
右者
二ノ御丸惣御修復等
御手伝御用ニ付寸志銭差上最早夫々年賦
上納相済申候間乍恐被賞一領一疋ニ進席
被 仰付被下候様有御座度奉願候此段宜
被成御参談可被下候以上
天保九年十一月
玉名
御郡代
御郡方
御奉行衆中
熊本県立図書館蔵
律次郎儀達之通ニ而寸志高
見合之規矩ニ相当居申候間
一領一疋可被 仰付哉
右之通十二月廿二日及達
※竹崎律次郎は文化12年(1812)の生まれだから、この時26歳の青年だった。矢嶋順子 と結婚するは3年後のことである。
一 銭三貫目 は藩札をもってこれに当てたということ。熊本藩の藩札は銭1匁70文で あったから、3貫目は21万文である。これを金貨、両で表せば約52両となる。
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