一時的に冬型の気圧配置となり、肌寒く、雨の降る場面もありました。
もう4月も終わりというのに冬型とは何と変な気候でしょうか・・
工場では、宮本町M邸の加工が追い込みとなっています。
写真は中島H邸に設置した木製スロープです。
コンクリートをサッシの下端まで打ち上げ、床と5センチくらいの段差まで解消したのですが、(これ以上上げると、網戸が使えなくなるため)車椅子ではこの段差が登れないとのことで、介護用品の会社に依頼していたのですが、良いものがなく、結局、「木でつくろう」ということになったのでした。
加工風景
滑り止めの溝を掘っています
取り外しも考慮して、「軽く」つくることにしました。
板の下に3角の部材を取り付けて、スロープにしています。
樹脂サッシの敷居部分に架ける見切り
中島H邸のサッシは2重サッシなので、通常のスロープと、内側のサッシのレールの段差を解消する必要があります。
考えたあげく、建具の3本引きレールならば広いので、この下に木をぶつけて、そこにサッシのレールをはさみ込むようにして敷くことにしました。
なるべく薄くする工夫です。
出来上がった木製スロープ
最終的に、このような形となりました。
スロープとコンクリートの境にもアルミ見切りをつけて、段差をなるべく解消しようという工夫をしています。
車椅子もスムーズに乗り入れができるようになったとか・・
苦肉の策ではありますが、何とかなったというところでしょう。
(既製品でこういうのがあればいいのにね~)
「バリアフリーを考える」へ・・