雪下ろし時の安全対策で、命綱を取り付けるアンカーを設置しました。
今まで大屋根への取り付けがメインでしたが、下屋の場合は外壁に取り付けるのが有効です。
ビフォー&アフター |
「外壁に単管を設置してアンカーとする」計画としてはシンプルです。
下屋の場合は、外壁に取り付けるアンカーが有効です
このように単管を外壁に平行に取り付けます
計画するのは簡単ですが、既製品ではないので各職の特殊技術が必要です。
壁付け金物 |
壁付けの金具は市販ではないので、鉄工所用さんの特注となります。
設計図を描き、細かい寸法をこちらで指定して製作してもらいます。
出来上がってきた壁付け金具
ドブメッキしてもらったので耐久性はバッチリです
うむ!これなら使える!
現場・設置 |
材料もそろったところで、実際に現場で取り付けていきます。
雨仕舞など細かい配慮をしてるのですが、わかんないよね~。
窓脇の柱にガッチリと金具を取り付けます
金具を取り付けるコーチスクリューボルトはステンレス製なので、
座金に樹脂製の座金をサンドイッチしてもらい錆の防止の対策をしています。
細かい配慮です。
金具に単管を取り付けます。
金物の円筒形部分に単管を通す構造です
下から見た金具です
雨水がスムーズに抜けるような形状としています
鋼材の外壁とのとりあいに防水コーキングも施してあるのですが分かりづらいですね
完成です
こういった製品は、大量生産すれば単価が下がるのですが、雪国の雪下ろしは全国的に見ても需要が極少なので、メーカーとしても手を出したくないところでしょう。
ケースバイケースの特注対応に頼らざるを得ません。
一回パーツを作ってしまえば、次の現場でも流用が可能となるので、実績を積んでいくしかないわけです。
誰も作っていないモノを実現していく・・我が社のポリシーです
もくじへ・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます