べんりや日記

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吹き抜けを利用してスノコを敷く・・

2010-03-29 19:41:41 | リフォーム奮闘記
2月から行っていたリフォーム工事がほぼ終了しました。
今回のリフォームは、
「吹き抜けを改装して物干し部屋が欲しい」
というお客さんのご要望にお応えしたものです。

新築と同様、イメージボードを作成し、完成後のイメージをお客さんへ伝える作業からはじめています。



吹き抜けにスノコを貼ったイメージ


階段脇の収納スペースのイメージ





吹き抜け空間


工事前は、このような吹き抜け空間です。
中断面集製材の構造材が吹き抜けに横たわっていたので、これを利用して、そこにスノコを引いていきます。



スノコを貼っていく



下から見た感じ

このスノコの間隔が、こちらとお客さんとで思案で悩んだ部分です。
スノコの間隔はなるべく狭いほうが良い。15ミリが限界だと思います。
あまり離すと、足の小指を挟んで骨折してしまうからです。
しかし、「明かり取り」の役割から考えれば、極力離したほうが良いというのがお客さんの要望です。
3センチまで離して欲しいということでしたが、25ミリで手を打ってもらいました。
板の間隔としてはぎりぎりといったところでしょう。
上からの明かりは入るようになりましたが・・・・



完成


手摺が付いたら、全体の雰囲気がよくなりました。
「無垢材」の素材を損なわないように、白木のままでオスモのフロアワックスで仕上げています。(スノコ板も同じくフロアワックス)
下から見たときに、「軽い感じ」を出すために、白系統にすると圧迫感が取り除かれます。
大まかにイメージ通りといったところ・・・

ただし、残念なことに、この白木は越後杉ではありません。
「2×4材」で、北米産だとか・・建材屋さんに産地を調べてもらっています。(別にウッドマイルの調査をするわけではないのですが・・)
越後杉は下地材に使用しています。(床の下地とか、壁や天井のボード下地とか・・)
見えない部分に越後杉を使って、見える部分に輸入材を使うのは酷ですが・・
白木は国産材でもそろえるのが難しく、杉ならばなおさら紅白、黒でにぎやかになってしまいます。
よほどお客さんに理解がないと、やり直して結果、ゴミを多く出してしまう・・

建物全体が杉でまとまっていれば、違和感が無いのでしょうが、こうした現代風の家のリフォームは難しいところがあります。
下地で我慢か・・・



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