前から何度も登場しているCordobaEstesoSP。 ついに買ってしまった!!!
以前から欲しかったギター・・・。 ちょっと私には価格的にも無理があるな~~~っと。 でも、今回は現物を手にする事はないが、ショップからの写真などを見て、即、買いだと確信した。
サウンドホールのインレイの独特のカッコ良さ。 それと、サイド、バックのソリッドパーフェローの木目の美しさ・・。 このパーフェローの木目は個体によっては大きな差があり、バック中央に白色の木目の入り方でかなり印象が違う。
その点、今回の個体は完璧な木目だったので、これは買い!と即断してしまった。 トップ材はヨーロピアンスプルース、サイド、バックはパーフェローの単板のオールソリッド(単板仕様)。
これで、音色が悪いわけが無いだろう。 ただしCordobaは今はスペインの工房は無く、中国での生産を主としているので、ハンドクラフトといえども、中国生産品である。
本社はアメリカを拠点としているが、最近になって、yamahaが100%株主となったので、事実上はyamaha傘下のギターと言うことになるだろう。
私はすでに廃盤となったスペイン工房のハンドクラフトギターを所有している。 もちろん、Cordobaであるが、当初はただ見た目のインパクトに誘われて購入したギターだが、この3年半引き続けて、いまだにネック形状など、その他の部位なども完璧に新品状態を維持している。
ただ、トップ材のスプルースは若干色目が変化しつつあり、音色も奥行きが増している気もする。 今後もこのギターがより魅力的な音色に変化する事を願っている。
さて、そのCordobaのEstesoSP。 現状のCordobaギターのラインナップでも
Friederich に継ぐ最高グレードだろう。 価格も実売価格は30万円を超えるギターだ。 一般的に30万円のギターは所謂、上級者向けのギターとしては当たり前だろうと思われるが、このCordobaのギターに関しては想像以上に価格を超えるレベルなのである。
特に、ネック調整機能であるトラスロッド機能は他のクラシックギターメーカーではほとんど無い仕様だ。
さて、今回はたまたま見かけてた添付画像の中にこのEstesoSPを見つけて、なんだかそれまでは新しくギターは買わないと思っていたし、買ったしても、10万円以内のギターに限ると思っていたのであるが・・・。
しかし、結局はやはり、このギターの作り、綺麗な木目、インパクトのあるインレイなどなど、価格以上に私の心を捉える物であった。
まっ、しかし、これまでも幾本ものギターを購入しては売却する事を繰り返して来た経験もあり、果たして、30万円のもギターを購入する事は確かにかなりのリスクを伴う。
仮に手元に届いて・・・がっかり・・・などと言うことになって・・。
がしかし、まっ、それならそれでも良いか・・。
自分の感性を信じて購入を決めた以上は、このギターの本当の魅力を醸し出す技術を磨く以外には無いだろう。
このCordobaと言うメーカーのギターはフラメンコギターのエレアコが有名で、クラシックなどギターに関してはあまり周知されていない。
がしかし、実際にはクラシックギターでも他の高級ギター、国産の手工ギターにも劣ることもない音色や作りの良さ、見た目のかっこよさ、弾きやすさなどでも価格以上に素晴らしいギターだと確信出来る。
このメーカーのギターの価格は上昇を続けていて、おそらく今回購入したギターの価格は今後は手に届かない価格になっているだろう。