明治期に建てられた洋風建築は
外観はもとより、
たいてい中の造りも凝っています。
今回訪れた「旧上毛モスリン事務所」も
あれも、これも、全部をカメラに納めたいくらい。
まずは1階から。
廊下に建つケヤキの柱は
真ん中が膨らむエンタシス様式。
事務室として使われていた部屋は
会社の歴史を伝える様々な展示物が飾られています。
(展示物は割愛)
真ん中にドーーンとおかれた馬車は
日清製粉社長、会長を務めた正田貞一郎氏(美智子皇后の祖父)使用のもの。
(昭和初期)
上毛モスリンは
その後幾度も変遷しながら館林の発展に寄与してきたということですが、
織物とは関係なさそうな日清製粉がらみのものがなぜ?
日清製粉も館林が創業の地ですから
館林つながりで、かも。
2階へは
先日見ていただいた折階段から。
ドアを抜けると
何も置かれていない広い部屋があります。
(トップの写真)
廻縁や天井、
灯りの上の意匠も凝ってますよね。
縁起の良い八角です。
もう一つの部屋は
柄のカーテンがかかり
ソファが置かれた応接室風。
こんなものが・・・
この建物は
『花ざかりの君たちへ ~イケメン☆パラダイス 2011』
というテレビドラマで
主人公(前田敦子)の通う桜咲学園の学生寮として使われたのだとか。
つつじが岡公園近辺もロケ地となったようですよ。
どうでもいいですけど(笑)
洋館は
外観も館内も素敵が溢れているので
時間が足りなくなってしまうのが本当に残念です。
(館林市・第二資料館「旧上毛モスリン事務所」にて)
実は
館林にはもう一つ
会社の事務所として建てられた洋館がありますが、
そちらはまたの機会にご紹介できたらと思います。