すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

上田城跡を歩く(2) ~信州へプチ旅・3

2016-09-21 | 旅は楽し





視察研修のツアーということで
市立博物館と上田城櫓の観覧ができるチケットをもらったので
まずは櫓見学へ。










千曲川河岸段丘に築かれ
天然の要害に守られた上田城の
唯一の弱点である東門(公園入口)の上に作られた櫓に加え、
横からも敵に反撃する櫓がある構造になっていますが、
中から覗くと、
自分が敵に向かって鉄砲や矢を放つ兵の一員になった気分になりました。





西櫓は
江戸時代初期の建築当初のままに
残されている唯一の建物だそうです。




(櫓門から見る上田市街)




(西櫓前から見る上田市街)


山々はたぶん昔と変わらないでしょうから、
昌幸さんたちは
こんな風景を見ていたんだなぁ・・・(しみじみ)


櫓見学に時間をかけてしまい
やっぱり時間が押せ押せ。

お参りしたかった真田神社も





なに、この大きな兜!?
(説明板も見られず)





真田井戸も・・・
(井戸から山麓の砦に抜ける道があり、
敵に見つからずに兵糧を運び入れたり、
兵たちが出入りできたそう)

ほとんど横目にするしかなく、
大急ぎで博物館本館へ。

真田家関係の展示があるのは別館であることに気付いたのは
だいぶあと・・・

これだけは見なくちゃ!
と別館に飛び込みました。





「犬伏(新町)薬師堂」の前にある説明板で見た「真田父子犬伏密談図」。

なんとかなんとか、
実物を見ることができて感激~
・・・する間もなく
バスまでダッシュする羽目に

めっちゃ消化不良の
上田訪問でした。

効率よくいろいろな所を回ってくれる
ありがたいバスツアーですけど、
毎度毎度
集合時間との戦いが熾烈です





(真田信之が松代に移る際
父の形見に石垣の石を持っていこうとしたところ
びくともしなかった
という話が伝えられているそうですが、
この石垣は後の城主・仙石氏が作ったもので
上田の人々が
真田家を敬愛していることを示すエピソードとか)



(つづく)