江戸の浮世絵師・喜多川歌麿と
深い縁のある地であることから
我が地元では
数年前より「歌麿まつり」が行われています。
祭りの様々な催しの中で
たぶん最も人気を呼んでいるのが花魁道中です。
正確には「歌麿道中」というのですが、
どう見ても主役は花魁。
今年はどんな花魁さんだろう、と
毎年楽しみなイベントです。
蔵の街の花魁イベントフォト、
今年もたくさん撮り
数回に分ける予定なので
一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。
まずは
蔵の街の雰囲気たっぷりの
巴波川(うずまがわ)沿いの道中から。
さぁ、今年の巴波太夫(うずまたゆう)の登場~。
吉原についての説明ナレーションとともに
ゆっくりと道中が進みます。
途中で一行が並び
キャスト紹介タイム。
女性キャストの左に並ぶのが代官の栃木守(市長)、
歌麿、版元・蔦屋重三郎、
歌麿と親交のあった地元の豪商。
(歌麿がその屋敷に逗留中
肉筆画の大作三部作を描いたとか)
太夫は独特の8の字歩き。
お茶屋に到着という設定で
太夫が皆にご挨拶しますが、
毎年参加の常連観客さんにはサプライズだったかも。
太夫自ら「ありんす言葉」(廓言葉)でのご挨拶という
画期的な演出でした。
昨年までは太夫にセリフはなかったので
すごい進歩です。
巴波太夫は
人力車で次なる江戸絵巻舞台へ・・・
地元ならではの
さらに風情のある道中が始まります。
(栃木市・巴波川沿いにて)
ちなみに
道中が行われたのはこんな所。
蔵が並ぶこの場所は、
映画やドラマにも時々登場する
我が地元を代表する観光スポット。
江戸の雰囲気があって
花魁道中を盛り上げてくれているのですが、
一方で
この江戸絵巻をぶち壊す人が
道中についてウロチョロするのは
なんとかならんものか、
とまた今年もかなり気になりました。
ていうか、
かなり気に障りました。
(上の写真でおわかりのとおり
おかげで写真も台無し)
お世話役あるいは
着付けのお直し役か何かの女性だと思いますが、
裏方さんが作業着のまま
時代劇舞台の本番で
役者さんについているようなもので
本当にいただけません。
歌舞伎などの黒子さんのような装束で
とは言わないまでも
どうしても必要な役目であるなら
江戸の扮装、せめて和服でお願いしますよ~。
(吉原のやり手婆なんてどうかしら?)
それでも違和感は否めませんけど。
そもそも
本番で何かがないようにきっちりと仕上げ、
後は舞台袖で見守るのが裏方さんの役目ですよね?
華やかで
たくさんの人を楽しませてくれるイベントだけに
考えてほしいなぁ・・
すみません、
今年もか、とあまりにガッカリしたので
初回からグチが入りました~