すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

水鏡 ~日光・「松屋敷」にて

2016-12-10 | なにげないワンシーン





今秋は
湯ノ湖でも中禅寺湖でも
くっきりと映る水鏡に出会えなくて
少しばかり寂しく思っていたのですが、
初めて訪れた「松屋敷」庭園の池で
美しい水鏡を見ることができました。










小さい池なので
同じような写真ですが・・・











池があれば美しい水鏡になる、
というわけではなくて
やっぱり水が澄んでいないと
水鏡も美しくなりません。

「松屋敷」は
近くを流れる日光の清流から水を引いているということですから
水鏡も美しいのですね。

新緑を映す池も
きっと美しいでしょう。





陽が当たった池は
こんな感じになりました。

知らなかった~、日光の名庭園。

2016-12-09 | 日光&奥日光にて





久しぶりの‘知らなかった~’シリーズです(笑)

この秋は
日光、奥日光の紅葉にこだわり、
いろいろな場所の紅葉を楽しみました。

ここもその一つですが、
知り得た偶然に感謝したいほど
出会いが嬉しかった庭園です。





世界遺産である日光の社寺にほど近い高台に
この庭園はあります。

その名は「松屋敷」。

かつて
日光金谷ホテル創業家の子女の療養のために
使われていた日本家屋が改修され
庭園とともに
この春から公開されたということです。





受付場所となっている日本家屋と
五角堂もいい感じです。

特に素晴らしいのは池の周辺で
紅葉を映す水鏡はもちろん
ほとりに立つ木々の紅葉と池の風景は
うっとりする美しさでした。

(後ほどじっくりご紹介します)









見頃にはあと一息な感じでしたが、
静かで趣ある森。





小さな滝もあり、
しっとりと落ち着いた庭園です。





一回りして
家屋前に戻ってくると
夕陽に照らされた紅葉が見事でした。


公開日は限定され
今年の公開最終日の朝に「松屋敷」を知り、
その日が私の休日だったというのは
本当に幸運というほかありません。





(日光市・「松屋敷」にて)

『真田丸』グッズ発見! グッジョブ、 佐野市です。

2016-12-08 | 日々のこと





引き続き地元ネタにおつきあいを。

NHK大河ドラマ『真田丸』、
主役が草刈パパから
堺・信繁(幸村)にバトンタッチされてから
一気に加速し、
ついにラストスパートに入りました。

1年間楽しみに見てきたドラマが終わるのは
一抹の寂しさを感じる今日この頃・・・

そんな私の手元には
あの感動的な回を思い出す、
あるグッズがあります。

ずいぶん前の話で恐縮ですが、
彼岸花撮りに訪れた
「みかも山公園」西口の観光物産館で見つけた
犬伏薬師堂クリアファイルです!









裏は薬師堂にまつわるエピソードが説明されています。

きゃ~~、めっちゃレア~~
と即ゲットしてしまいました。

(やるじゃない、佐野市!
グッジョブと個人的には思ってます)


「みかも山公園」は栃木市と佐野市にまたがる公園で
西口のみが佐野市にあり
観光物産館では佐野市の名産品などを売っています。

物産館では
『真田丸』関係のグッズは薬師堂クリアファイルのみでしたが、
佐野厄除け大師そばの「観光物産会館」には
ほかにも真田丸グッズがあるようなので、
興味のある方は
お参りのついでに寄ってみてくださいね。


ちなみに
クリアファイルの薬師堂の下にいるのは





2013年ゆるキャラグランプリ1位に輝いた
佐野市のゆるキャラ‘さのまる’。

これもなぜか買ってしまいました

ラーメンといもフライ、
名物をアピールしてしっかり仕事をする
つぶらな瞳が可愛いさのまるです。





ついでに
我が地元のゆるキャラ‘とち介’。
(秋まつりにて購入)

‘とち介’は今年のゆるキャラグランプリでは4位でした。
初参戦の2014年が8位、
2015年が6位と
徐々に順位を上げているので
来年は期待できるかも!?

「ゆるキャラforチルドレン」というのでは1位だったそうです。

とちぎ秋まつり・2016 (3) ~哀愁の山車巡行

2016-12-07 | 蔵の街





‘ぶっつけ’と
手古舞ガールズの撮影に熱中しているうちに
陽は傾き、空がほんのり焼けてきました。

祭りの場がほの暗くなり
外灯や提灯に灯りが入ると
私が一番好きな時間がやってきます。













活気のあるお祭りのはずなのに
山車の巡行が
なぜか哀愁を帯びてくるのです。









あちらもこちらも
カメラを向け続けたいのですが、
この辺で・・・


ちなみに
この後、休憩をはさんで夜の巡行が始まります。

山車が提灯の灯りに浮かび上がって
昼間とは違う幽玄なムードが素敵なんですよ。


近年、祭りを担う町内の住人がだんだん少なくなり
負担が重くなっているという話も聞きますが、
できるだけ永く続いてほしい祭りですね。





(栃木市・「とちぎ秋まつり」蔵の街大通りにて)




先日、
日本の「山・鉾・屋台行事」が
「ユネスコ無形文化遺産」に登録されることが決まりました。

残念ながら
国の重要無形文化財に指定されていない地元のこの祭りは対象外。
お隣鹿沼市の今宮神社祭(ぶっつけ秋祭り)が(登録リストに)入っています。

確かに鹿沼の彫刻屋台は素晴らしく
屋台の屋根に人が乗ったりして
ぶっつけの迫力は鹿沼のほうがありそうです。

同じ県内、お隣の市に住む者としては
喜ばしいニュースでした。

でも、ちょっと悔しかったりして

とちぎ秋まつり・2016 (2) ~‘ぶっつけ’は場外も戦い!?

2016-12-06 | 蔵の街





隔年開催の地元の秋祭り。

すべての人形山車が勢揃いし
巡行する様子を見ることができる2年ぶりの機会であり、
加えて
私には手古舞ガールズに会うという楽しみもありますから
カメラ片手にいそいそと出かける恒例行事となっています。





青空のもと
巡行する人形山車はまばゆいほど。





こんな感じに複数の山車が向き合うと
‘ぶっつけ’(お囃子の競演)が始まります。





この時、
手古舞が山車に乗り
掛け声をかけてお囃子を盛り上げます。









キターーーー!
と、気合が入るシーンなんですけど、
見物客、特に写真愛好家さんたちが
ワァーっと山車に一斉に集まり
押し合い圧し合い状態に。

私もそのおしくらまんじゅう構成員ですから
偉そうなことは言えませんが、
今年はいつになく迷惑なカメラマンさんが多く、
写真もほとんどが残念なものになりました

小柄な私は
男性にはすでに身長で負けるし
ぶっつけフォトはそろそろリタイアかなぁ、淋しいけど。

次回は違うテーマを考えましょう。






(栃木市・「とちぎ秋まつり」蔵の街大通りにて)






市のゆるキャラ・蔵の妖精「とち介」が
今年はふわふわハウスになってました。


師走に入り
何かと雑用の多い時期で、
パソコンに向かう時間が思うように取れません。

写真のチェックも一向に進まず
年末まで紅葉フォトになりそう

(いや年が明けてからも!?
あり得る~

とちぎ秋まつり・2016 (1) ~メインキャストをご紹介します

2016-12-04 | 蔵の街



<天照大神(あまてらすおおみかみ)>



各町内が所有する
絢爛豪華な「江戸型人形山車」が巡行する地元の秋祭り。

金糸銀糸の華やかな刺繍に彩られた幕や
欄間などの細かい彫刻など、
山車自体いろいろ見どころがありますが、
最上部でパワーを放つ人形たち抜きでは語れません。

本まつり初日のメインキャストをご紹介します。




<日本武尊(やまとたけるのみこと)>




<神武天皇(じんむてんのう)>


以上は古事記や日本書紀に登場する人物で
金色が陽にあたり輝くのを意識してみました。

この日はほかに仁徳(にんとく)天皇が登場しました。




<弁慶(べんけい)と牛若丸(うしわかまる=源義経の幼名)>
 
※牛若丸は人形ではありません。
町内の男の子数人が交代で扮しています。




<静御前(しずかごぜん)>




<桃太郎(ももたろう)>


以上は歴史上の逸話や
童話などの登場人物より。




<諫鼓鶏(かんこどり)>

中国の英雄や故事などにちなんだ人形もあります。
この日は他に張飛翼徳(ちょうひよくとく)が登場しました。

(2体の人形を所有する町内は
翌日はもう1体の人形に替えます)


見る角度などにより
表情やたたずまいが違って見えるのも興味深く、
さすが江戸末期から明治にかけて活躍した
江戸の有名人形師作のもの、と
感心する素晴らしい人形たちです。

祭りでは
これら人形山車が複数向き合って始まる
‘ぶっつけ’と呼ばれるお囃子の競演が
一番の見ものですが、
町対抗であるのと同時に
天照大神VS桃太郎
弁慶VS神武天皇
静御前VS日本武尊など
時間と空間を越えた対戦になるのが
また面白いのです。


(栃木市・「とちぎ秋まつり」蔵の街大通りにて)