大下商店

昔、まだコンビニが無い頃は、住宅街に１軒くらい、日用品や食料品を売っているお店がありましたよね。
アイスクリームや菓子パン・牛乳なども売っていて、当時は高校生のたまり場となっていました。
４０年近く前までは、祖父・親父が経営していた工場の隣にも「大下商店」という小さなお店がありました。
工場の敷地内に老夫婦に住んで貰い、工場の売店的役割も担っていました。
子供の頃、良くここで買い物をしましたよ。
駄菓子が主でしたけどね～。
私は、一応社長の孫・息子でしたから、老夫婦には本当に可愛がって貰いました。

オリエンタル即席カレー

老夫婦が亡くなり、大下商店は自然消滅。
４０年間に渡って、荒れ放題の空き家になっていました。
親父が亡くなってから廃工場となっていた一部社屋と大下商店を、昨年末、セットで借りたい！という人が現れました。
廃工場を倉庫に活用し、大下商店は潰して空き地にし駐車スペースにするというのです。







今月に入って、まず工場内の機械が全部撤去されました。
今、本当に何も無い状態。柱も１本もありません。
プロレス練習場や柔道場に貸したいと思ったのは、私だけ？
続いて、大下商店。
３日間で跡形も無くなりました。
僅か２０坪くらいの、築７０年の平屋ですからね。
この後、工場の白壁を壊してシャッターを付け、倉庫らしくするみたいです。
昭和が１つ姿を消しました。




にほんブログ村


にほんブログ村