小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

3/18(土)神奈川・相模原(その2)

2017-03-21 | 野鳥 神奈川探鳥地

神奈川・相模原/林道散策の続きです。

 

小鳥が好きな私にとって、冬季に「マヒワ」を観察できると嬉しさもひとしおです。

 

食性は植物食で、「植物の種子や芽」「植物の実」「植物の葉」「昆虫」などを食べます。

小さなくちばしで、松ぼっくりなどを上手にこじ開けて中の種子を食べますよ。

ハンノキ、ヤシャブシの木でよく見かけます。

マヒワは鳴き声は、群れ行動している時が多く「チュイーン、ジュイーン」とにぎやかです。

同じアトリ科のカワラヒワもジュイーンと鳴きます。 

山間部では、カワラヒワと一緒に行動している小さな群れを何度も見たことがあります。

 マヒワ♂

マヒワはヨーロッパ・アジア東部・北アメリカ・中央アメリカの山地などに分布しています。

寒い地域に住むマヒワは冬になると中国や朝鮮半島・日本などに渡りを行い越冬しますよ。

日本では「冬鳥」として各地に飛来し、平地から山地にかけての針葉樹林などに生息します。

私が探鳥を始めた2008年頃は、2-3月に都市公園でも見ることができましたが、

最近では、残念ながら身近に見ることができなくなりました。

マヒワ♀

マヒワのオスは上記の写真にあるように全体的に黄色みが強いですが、

メスの個体は淡い黄色と白色、黒色などの色をしています。


繁殖期以外は群れで生活し、その群れは一か所に留まる事無く、飛び回って採食しながら移動し続けます。

 

日本には「鶸色(ひわいろ)」という、緑がかった暗い黄色を指す色合いがあります。

これはマヒワのオスの体の色を模してつくられたそうです。

 

先ほどは減少傾向にあるといいましたが、案外、皆さんの近くの公園でも華やかなマヒワの群れを見つけることができるかもしれませんよ。

ぜひ、見つけてみてください。