ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104 B 191 (スコア付き)
アントニン・ドヴォルザーク: チェロ協奏曲ロ短調 作品104 B 191 (スコア付き) 作曲年代:1894年11月8日~1895年2月9日 チェロ独奏:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
00:00 第1楽章 Allegro (ロ短調) 15:47 第2楽章 Adagio ma non troppo (ト長調) 28:30 第3楽章 Finale. Allegro moderato (ロ短調-ロ長調)
《チェロ協奏曲ロ短調 作品104 B 191》は、ドヴォルザークがアメリカからチェコに帰国した直後の1894年~1895年にかけて作曲されている。初演は1896年3月19日、ロンドン・フィルハーモニック協会にてレオ・スターンのチェロ独奏、作曲者の指揮のもと行われた。 渡米後の作品であるが、アメリカの民族音楽との関連性はドヴォルザーク自身が否定している。《ピアノ協奏曲ト短調 作品33 B 63》や《ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品53 B 108》と大きく異なる点が、オーケストラが活躍する点である。第4楽章後半(36:25)では、第1ヴァイオリンにSoloの指定があるのも、協奏曲としては異例である。《交響曲第9番ホ短調 作品95 B 178『新世界より』》などと共にドヴォルザークの代表作の一つであり、チェロ奏者の重要なレパートリーである。