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愛知の街道を行く シリーズ1「鳴海宿」-8-

2024-03-02 07:20:06 | 取材・旅行

2024年2月24日(土)、栄中日文化センター主催、「愛知の街道を行く シリーズ1」(2024年1~5月)「鳴海宿」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、数回にわたって紹介しています。

街道シリーズは宮宿に続いての2回目です。宮宿については 「宮宿」-1- をご覧ください。

今回のルートです。前回のゴール「桜」駅から右下の有松駅までオレンジ色の線を歩きました。

この画像の出典は前回同様 Network2010https://network2010.org/article/451 

今回は、鳴海宿 です。

前回の図です。丹下砦の近くから、中島砦のを過ぎてさらに進むのが鳴海宿です。

データです。

この図の出典は、『東海道 歴史散歩』日下英之(大衆書房)

 

鳴海宿北西の起点が、丹下町常夜灯です。

文字起こししてみましょう。


丹下町常夜灯

 鳴海宿の西の入口丹下町に建てられた常夜灯である。
 表に「秋葉大権現」右に「寛政四年一一」左に「新馬中」裏には「願主重因」と彫られ いる。
 寛政四年(一七九二)、 篤志家の寄進により設置されたものである。

 旅人の目印や宿場内の人々及び伝馬の馬方衆の安全と火災厄除どを秋葉社に祈願した火防神として大切な存在であっ た。
 平部の常夜灯と共と共に、鳴海宿西端と東端の双方に残ってい いるは、旧宿場町として貴重である。


街道沿いはお寺が多いのです。

東福院の山門には、鳴海城の廃材が使われているそうです。天正年間の城門の梁です。

街道らしくなってきました。

先ほどの地図にあった作町です。ここで東に折れます。

如意寺。

蛤地蔵尊が祀られています。

曹洞宗のお寺で、蛤地蔵は名前の通り、人々を飢餓から救ったとの言い伝えが残っています。

すぐ近くまで海が来ていたことがわかります。

このあたりに本陣がありました。

説明です。

文字起こししてみましょう。


鳴海宿本陣跡

鳴海は、江戸時代東海道五十三次の宿駅の一つとして栄えた。

宿駅には一般の旅人用の旅籠屋とは別に勅使・公家・大小名など 身分の高い人が公的に宿泊する本陣が置かれた。

鳴海宿の本陣はここにあり、幕末の頃、そのおよその規模は、間口39m・ 奥行き51m・ 建坪235坪 ・総畳数 159畳であった。

なお 天保14年(1843)の調査によれば、宿駅内には家数 847軒・人口 3643人・旅籠 68件(全体の8%)と記録され、当時の繁栄ぶりが推測される。また予備の脇本陣は2軒あった。


冒頭で紹介したデータと同じ数字です。

本町の交差点付近です。

円龍寺、鳴海城公園、根古屋城跡、の案内が見えます。根古屋城は鳴海城の正式名称です。

高札場が復元されています。

これが高札場。

画像出典 http://nagoya-sanpo.info/upload/detail/image/kousatu-thumbnail2.jpg.html

本町交差点。

東海道と鳴海街道が交差しています。

曲ノ手。街道の象徴ですね。

和菓子屋さんは街道につきものです。

動画を見てみましょう。


明日に続きます。「鳴海宿」-9- へ


「鳴海宿」ラインナップ

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