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11月12日の社説は・・・

2013-11-12 05:14:31 | 社説を読む
新聞休刊日の翌日です。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 比の台風災害―一刻も早い人道支援を
・ 秘密保護法案―極秘が支えた安全神話

読売新聞
・ 国家戦略特区 「看板倒れ」に終わらせるな
・ がん登録法案 患者情報を対策に活用したい
 
毎日新聞
・ 秘密保護法案を問う 歴史研究
・ 福島復興案 「どっちつかず」解消せよ

日本経済新聞
・ スーパー台風にどう備える
・ CO2削減目標をもっと高められないか

産経新聞
・ フィリピン台風 「友人」支援の先頭に立て
・ 教委改革 責任明確にし信頼高めよ
 
中日新聞
・ 会計検査報告 無駄削らず増税ですか
・ 働く高齢者 人生80年時代の雇用へ

※ 幅広いテーマが並びました。

読売のがん登録推進法案を取り上げます。

「がんを診療した病院がまず、患者の氏名や生年月日、がんの種類と進行度、治療内容などを各都道府県に報告する。国立がん研究センターがこれらの情報を集約してデータベースに登録し、匿名化したうえで活用する。
 大量かつ正確な情報を分析することで、効果的な対策が講じやすくなるだろう。」

「 多数の患者の治療結果を解析すれば、がんの発生要因の解明や有効な治療法の開発、予防法の研究などの進展が期待できる。予防や早期治療が広がることで、医療費の抑制にもつながろう。

 実際、欧米では、がん登録を義務づけ、データに基づく検診や禁煙を行うことで、がんの発症や患者の死亡を減少させている。」

 がん登録により、発症や患者の死亡を減少させている実績があるのです。
 
 何が問題か?

「法案の最大の問題は、本人の同意なしに、患者の情報を病院側が都道府県に提供する仕組みになっている点だ。がん登録は、個人情報保護法の例外とすることを想定している。」

 本当に多くの人の命が救われるのなら、個人情報保護ばかりを主張していられません。

 いかがでしょうか。

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