テーマは分かれそうです。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ ふるさと納税 富裕層の節税策なのか
・ 沖縄復帰44年 道遠い「本土」との平等
読売新聞
・ プログラミング 必修化を創造力育てる一助に(2016年05月17日)
・ 熊本城再建 復興の象徴として取り組もう(2016年05月17日)
毎日新聞
・ 受精卵操作 指針作りと法整備急げ
・ マイナス金利 日銀は弊害を重く見よ
日本経済新聞
・ 高額治療薬の費用対効果は十分に議論を
・ 魅力ある法曹を取り戻そう
産経新聞
・ 熊本地震と避難所 総力結集して生活支援を
・ ゆとり決別宣言 厳しく鍛えてこそ強靱に
中日新聞
・ 核兵器では国民守れぬ 金正恩新体制
※ 産経が教育を取り上げました。
「「ゆとり教育」との決別宣言だという。馳浩文部科学相が「教育の強靱(きょうじん)化に向けて」と題した文書を公表し、小中高校の次期学習指導要領で学習内容を削減しないことを明記した。」
これはよい。
「思考力や表現力を重視する新教育課程に、学習量を減らし学力低下を招いた「ゆとり」に逆戻りするのではないか、との戸惑いが学校関係者に出ているからだ。」
「学力低下」の根拠は、OECDの国際比較です。
あれでは、学力の一側面しか分かりません。
「不安があるのは新課程で「アクティブ・ラーニング」といった授業スタイルが求められているためだ。教師が一方的に教える授業を見直し、子供が討議や課題探究など能動的に学習し、考える力を身につけることを目指す。ゆとり教育と同様の発想にみえる。」
あたかも「教師が一方的に教える授業」がよいと言っているようです。
寺子屋時代の発想です。
「読み書きや計算力がしっかり身についていなければ、その先を考える力の育成は望めない。基礎や基本の重要性をさらに明確に発信してもらいたい。」
これはその通りです。
日本人は、どうも極端にぶれすぎで、「詰め込み」の反省から「自主性」に傾きすぎて、いま、「詰め込み」にぶれようとしています。
これだけは、くい止めなければなりません。
「中庸」、教と育のバランスが大切なのです。
「ときに厳しく鍛え基礎を固め、切磋琢磨(せっさたくま)してこそ子供たちのためになる。変わることのない教育の基本を忘れるべきでない。」
これはこれでよい。しかし、これだけではダメなのです。
自分で考え発信する力はこれでは育ちません。
読売です。
「子供たちの論理的な思考力や創造力の向上につなげることが大切だ。
文部科学省が、コンピューターのプログラミング教育を必修化することを決めた。2020年度から小学校で実施するのを手始めに、21年度に中学校、22年度には高校で順次必修化する。
自分の思い通りになるソフトウェアを作り上げるのが、プログラミングだ。画面上でキャラクターの動きを操ったり、ブロックを積んだりと、ゲーム感覚で楽しめる子供向けの教材も多い。
小学校では、理科や総合学習などの授業で取り入れられる見通しだ。プログラミングに親しみながら、年齢に応じて高度化していく工夫が求められよう。」
「海外では、多くの国がプログラミング教育に力を入れている。イスラエルでは00年から高校で必修化され、英国でも、14年から5歳以上のすべての子供が学ぶ制度が導入された。いずれも、産業力の強化を念頭に置いている。
オバマ米大統領は今年1月、コンピューター科学教育に40億ドル(約4400億円)を投じると表明した。グーグルなどの情報関連企業も、無料で利用できる教育向けサイトを開設するなど、人材育成を後押ししている。」
誰が教えるのか?
「教師がいかに知識や技術を習得するか。必修化に向けた日本の最大の課題だろう。IT企業やNPOが手がける講習会などは多い。民間の知見を活用し、教師のレベルアップを図りたい。」
新しい分野が増えた課題は、次は何を削るのか?です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ ふるさと納税 富裕層の節税策なのか
・ 沖縄復帰44年 道遠い「本土」との平等
読売新聞
・ プログラミング 必修化を創造力育てる一助に(2016年05月17日)
・ 熊本城再建 復興の象徴として取り組もう(2016年05月17日)
毎日新聞
・ 受精卵操作 指針作りと法整備急げ
・ マイナス金利 日銀は弊害を重く見よ
日本経済新聞
・ 高額治療薬の費用対効果は十分に議論を
・ 魅力ある法曹を取り戻そう
産経新聞
・ 熊本地震と避難所 総力結集して生活支援を
・ ゆとり決別宣言 厳しく鍛えてこそ強靱に
中日新聞
・ 核兵器では国民守れぬ 金正恩新体制
※ 産経が教育を取り上げました。
「「ゆとり教育」との決別宣言だという。馳浩文部科学相が「教育の強靱(きょうじん)化に向けて」と題した文書を公表し、小中高校の次期学習指導要領で学習内容を削減しないことを明記した。」
これはよい。
「思考力や表現力を重視する新教育課程に、学習量を減らし学力低下を招いた「ゆとり」に逆戻りするのではないか、との戸惑いが学校関係者に出ているからだ。」
「学力低下」の根拠は、OECDの国際比較です。
あれでは、学力の一側面しか分かりません。
「不安があるのは新課程で「アクティブ・ラーニング」といった授業スタイルが求められているためだ。教師が一方的に教える授業を見直し、子供が討議や課題探究など能動的に学習し、考える力を身につけることを目指す。ゆとり教育と同様の発想にみえる。」
あたかも「教師が一方的に教える授業」がよいと言っているようです。
寺子屋時代の発想です。
「読み書きや計算力がしっかり身についていなければ、その先を考える力の育成は望めない。基礎や基本の重要性をさらに明確に発信してもらいたい。」
これはその通りです。
日本人は、どうも極端にぶれすぎで、「詰め込み」の反省から「自主性」に傾きすぎて、いま、「詰め込み」にぶれようとしています。
これだけは、くい止めなければなりません。
「中庸」、教と育のバランスが大切なのです。
「ときに厳しく鍛え基礎を固め、切磋琢磨(せっさたくま)してこそ子供たちのためになる。変わることのない教育の基本を忘れるべきでない。」
これはこれでよい。しかし、これだけではダメなのです。
自分で考え発信する力はこれでは育ちません。
読売です。
「子供たちの論理的な思考力や創造力の向上につなげることが大切だ。
文部科学省が、コンピューターのプログラミング教育を必修化することを決めた。2020年度から小学校で実施するのを手始めに、21年度に中学校、22年度には高校で順次必修化する。
自分の思い通りになるソフトウェアを作り上げるのが、プログラミングだ。画面上でキャラクターの動きを操ったり、ブロックを積んだりと、ゲーム感覚で楽しめる子供向けの教材も多い。
小学校では、理科や総合学習などの授業で取り入れられる見通しだ。プログラミングに親しみながら、年齢に応じて高度化していく工夫が求められよう。」
「海外では、多くの国がプログラミング教育に力を入れている。イスラエルでは00年から高校で必修化され、英国でも、14年から5歳以上のすべての子供が学ぶ制度が導入された。いずれも、産業力の強化を念頭に置いている。
オバマ米大統領は今年1月、コンピューター科学教育に40億ドル(約4400億円)を投じると表明した。グーグルなどの情報関連企業も、無料で利用できる教育向けサイトを開設するなど、人材育成を後押ししている。」
誰が教えるのか?
「教師がいかに知識や技術を習得するか。必修化に向けた日本の最大の課題だろう。IT企業やNPOが手がける講習会などは多い。民間の知見を活用し、教師のレベルアップを図りたい。」
新しい分野が増えた課題は、次は何を削るのか?です。