バレンタインデー。
テーマは分かれそうです。
・ 風力発電拡大 適切な環境アセスこそ
・ 潜水艦衝突 一歩間違えば大惨事だった
・ 児童虐待最多 見守りの方法に工夫が必要だ
・ 児童虐待最多 見守りの方法に工夫が必要だ
・ コロナの改正法施行 私権制限の乱用許されぬ
・ 企業は利益の上振れを次の変革の糧に
・ アンモニア燃料の普及促せ
・ アンモニア燃料の普及促せ
・ 中国の海警法 国際法違反は看過できぬ
・ 温暖化国際交渉 目標値の呪縛から脱却を
・ 温暖化国際交渉 目標値の呪縛から脱却を
・ 歴史探偵が残した言葉 週のはじめに考える
※ 見事に分かれました。
ここでは中日です。
大学を卒業後、出版社で雑誌や本の編集に携わりました。「日本はなぜ、こんな悲惨な戦争を始めたのか」。昭和史に関する半藤さんの探究は、こんな素朴な疑問からスタートしたそうです。
まだ存命だった陸海軍人たちへのインタビューを繰り返します。会った人は計二百人以上にも。
そこで分かったのは、指導者たちが根拠なき自己過信に陥り、精神論で突き進んだことでした。
「軍人が人間をいかに強引に動かしたかの物語」(半藤さん)である昭和史に関する執筆は、会社を辞めた六十四歳の夏から本格化しました。
遅めの再出発でしたが、戦争体験のない人にも理解しやすい言葉を使って数々の著作を発表、多くの読者を得ました。
ここ数年は対談を重ねていました。歴史から得た教訓を、半藤さんの口から直接聞きたい人が多かったということでしょう。
奥様は漱石の孫。
『日本のいちばん長い日』をはじめ、多くの著書は、昭和史の貴重な資料です。