プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第3組曲 作品101 (スコア付き)
セルゲイ・プロコフィエフ: 「ロメオとジュリエット」第3組曲 作品101 (スコア付き) 作曲年代:1946年 指揮:ネーメ・ヤルヴィ 管弦楽:ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
0:00 第1曲 噴水の前のロメオ (Romeo at the Fountain) 1:55 第2曲 朝の踊り (Morning Dance) 4:22 第3曲 ジュリエット (Juliet) 8:59 第4曲 乳母 (The Nurse) 11:12 第5曲 朝の歌 (Morning Serenade) 13:27 第6曲 ジュリエットの死 (The Death of Juliet)
プロコフィエフは、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』を基に、1935年に52曲からなるバレエ音楽を完成させた。そのときの筋立ては、終幕でロメオが1分早く駆けつけジュリエットが生きていることに気付きハッピーエンド、という内容になっていた。その後、振付家たちと相談し、悲劇的な結末を踊りで表現できることがわかり、原作どおりの結末にして終曲を書き改めた。 バレエは当初、レニングラード・バレエ学校創立200年祭で上演される予定だったが、酷評されて契約を撤回された。そこでプロコフィエフは組曲を2つ作り、バレエの初演に先行して第1組曲を1936年にモスクワで、第2組曲を1937年にレニングラードで発表した。バレエはその後、1938年12月30日にチェコスロヴァキアの国立ブルノ劇場で、セムベロヴァ主演、プソタ振付により初演された。 《第3組曲 作品101》は、第1組曲の完成から10年後の1946年に編まれたもので、演奏機会は少ない。出版は1949年になされた。