白坂慎太郎先生の哲学入門
第12回は、エピクロスの哲学 です。
ここからhttps://www.youtube.com/watch?v=FRvdhKUqng0
ソクラテス、プラトン、アリストテレスにより、理性により生き方や世界の在り方をとらえようとする合理主義が西洋の基礎をつくりました。
しかし、ポリスという都市国家でつくられた哲学が、アレクサンダー大王によるグローバル化でゆさぶられることになったのです。
歴史は激動期と安定期を繰り返しているのです。
当時の人は、世界の動乱に縛られない、個人の内面的な自由と平安の確保を求めました。
そこで登場したのがエピクロスです。
人間は、本来快楽を追求する生き物である。
快楽は善であり、快楽のうちに幸福がある、と考えました。
ただ、その快楽とは、永続的・精神的なものです。
食欲、性欲、睡眠欲とは真逆です。
神々にまつわる迷信や死の恐怖を、唯物論を根拠に否定していきます。
そうして、心の平安を導きます。
生きている間に死をおそれる必要はないのです。
魂の平静が賢者だとしました。そのために、社会から離れて隠れて生きていきました。社会の動乱から離れようとしたのです。
第12回は、エピクロスの哲学 です。
ここからhttps://www.youtube.com/watch?v=FRvdhKUqng0
ソクラテス、プラトン、アリストテレスにより、理性により生き方や世界の在り方をとらえようとする合理主義が西洋の基礎をつくりました。
しかし、ポリスという都市国家でつくられた哲学が、アレクサンダー大王によるグローバル化でゆさぶられることになったのです。
歴史は激動期と安定期を繰り返しているのです。
当時の人は、世界の動乱に縛られない、個人の内面的な自由と平安の確保を求めました。
そこで登場したのがエピクロスです。
人間は、本来快楽を追求する生き物である。
快楽は善であり、快楽のうちに幸福がある、と考えました。
ただ、その快楽とは、永続的・精神的なものです。
食欲、性欲、睡眠欲とは真逆です。
神々にまつわる迷信や死の恐怖を、唯物論を根拠に否定していきます。
そうして、心の平安を導きます。
生きている間に死をおそれる必要はないのです。
魂の平静が賢者だとしました。そのために、社会から離れて隠れて生きていきました。社会の動乱から離れようとしたのです。