『名古屋「駅名」の謎 「中部」から日本史が見えてくる』谷川彰英 (祥伝社黄金文庫)
地名、駅名でたくさんの著書のある谷川先生の一冊。
とにかくローカル。地元の人のような密着度です。
社会科の大家でありながら、地道な取材力は感服します。
内容紹介
大阪、京都奈良、東京と続く、好評「駅名の謎」シリーズ第4弾。今回は名古屋市を中心に愛知県内のJR、市営地下鉄、名鉄の駅名、駅のある地区の地名の由来と歴史をと著者が訪ね歩き、書き上げている。特に、愛知県の人にはなじみの深い名鉄の駅を数多く取り上げており、地元の人が身近に感じる「駅」のエピソードを上げているので、名古屋市近辺、愛知県内の方はもちろん、鉄道好き、歴史好きな方にはたまらない1刷となっている。
出版社からのコメント
「上ゲ駅」?「御器所駅」?「呼続駅」?「前後駅」?「上挙母駅」? あなたは、いくつ読めましたか? 信長、秀吉、家康を輩出した尾張・三河の地の「駅名」は 知れば知るほど どえりゃあ、おもしろい! 普段、普通に使っている駅の「駅名」にさまざまな歴史的な意味、由来などが隠されていることにあらためてお気づきになることでしょう。 さあ、あなたも本書を読んで、名古屋の「駅名通」になってください。
目 次
はじめに 駅名検定
第一章 名古屋のキーステーション
・「名古屋」駅 名古屋はやはり「根古屋」から
・「栄」駅 「栄生」との関連は?
・「久屋大通」駅 「干物町」からの転身
・「金山」駅 金属の神様が宿る
・「鶴舞」駅 「つるまい」と「つるま」
・「大曽根」駅 東の玄関口の意味は?
・「上前津」駅 この辺まで海だった!
第二章 名古屋市営地下鉄編
(1)東山線 ・「覚王山」駅 仏教の真髄を残す
・「上社」駅 「矢白神社」から「社」になった
(2)鶴舞線 ・「浄心」駅 浄心寺と下町情緒
・「平針」駅 開墾の神々をたどる
(3)名城線 ・「矢場町」駅 昔「矢場」があった
・「黒川」駅 黒川技師の名にちなんで
(4)桜通線 ・「高岳」駅 家康の我が子を思う気持ち
・「吹上」駅 海風が吹き上げた土地
第三章 名古屋鉄道本 本線めぐり
(1)上り方面(名古屋本線・豊川線) ・「呼続」駅 人を呼びついだ浜
・「本笠寺」駅 優しい娘の思い
・「鳴海」駅 海の音が聞こえる
・「前後」駅 「東海道」に向かって「前」にあった
・「知立」駅 なぜ「池鯉鮒」なのか?
・「御油」駅 東海道で「油を売った」?
・「国府」駅 三河の政庁の跡
・「豊川稲荷」駅(「豊川」駅) 豊川稲荷の信仰から
・「豊橋」駅 豊川に架けられた橋の名前から
(2)下り方面 ・「東枇杷島」駅
・「西枇杷島」駅 琵琶にちなんだ悲話
・「新清洲」駅・「清州」駅 名古屋のもとになった城下町
・「国府宮」駅 はだか祭で知られる尾張国の中心地
・「名鉄一宮」駅(「尾張一宮」駅) 全国の一宮駅のメッカ
・「名鉄岐阜」駅(「岐阜」駅) 信長が命名した楽市楽座の町
第四章 名古屋鉄道 知多・東部方面
(1)三河線 ・「猿投」駅 投げられた猿が逃げた?
・「上挙母」駅 『古事記』にもその名が出る
・「刈谷」駅
・「刈谷市」駅 昔「仮屋」だった?
(2)西尾線・蒲郡線 ・「北安城」駅
・「南安城」駅・「新安城」駅
・「安城」駅
・「三河安城」駅 「安祥」から「安城」へ
・「吉良吉田」駅 「吉良家」は「雲母(きらら、ルビ)」から
・「西幡豆」駅・「東幡豆」駅 日本武尊の「旗頭」が遭難した
・「蒲郡」駅 典型的な合成地名
(3)河和線 ・「知多半田」駅(「半田」駅) 「ごんぎつね」(新美南吉)のふるさと
・「上ゲ」駅 珍駅名の代表格
・「知多武豊」駅(「武豊」駅) 神社の文字をとって合併
(4)常滑線・空港線
・「道徳」駅 「文政のみち」を示唆した
・「常滑」駅 中世六古窯の筆頭
・「中部国際空港」駅 セントレアの名称で愛される
第五章 名古屋鉄道 西部編方面
(1)犬山線 ・「岩倉」駅 岩倉織田氏・山内一豊のふるさと ・「犬山」駅 三つの神社の方角から
(2)広見線 ・「日本ライン今渡」駅 中山道の今渡 ・「西可児」駅・「可児川」駅・「新可児」駅(「可児」駅) 蟹に乗ってきた黄金仏? ・「明智」駅 明智光秀のふるさと
(3)各務原線 ・「手力」駅 火祭りに燃える神々 ・「苧ヶ瀬」駅 血で彩られた池の伝説 ・「新鵜沼」駅 「各務原」の謎を解く
(4)小牧線 ・「味鋺」駅 古代物部氏の痕跡 ・「春日井」駅 古代春日山田皇女にちなむ? ・「小牧」駅 海で「帆を巻いた」ことから
(5)竹鼻線 ・「不破一色」駅 同一の年貢を納めた ・「江吉良」駅 葦の繁る湿地帯
(6)津島線 ・「七宝」駅 七宝焼きのふるさと ・「勝幡」駅 信長が「塩畑」を変えた ・「津島」駅 対馬と関係あるのか?
(8)尾西線 ・「玉ノ井」駅 玉依姫の霊泉 ・「弥富」駅 町の繁栄を願って 参考文献 装丁/中原達治 図版作成/J‐ART
地名、駅名でたくさんの著書のある谷川先生の一冊。
とにかくローカル。地元の人のような密着度です。
社会科の大家でありながら、地道な取材力は感服します。
内容紹介
大阪、京都奈良、東京と続く、好評「駅名の謎」シリーズ第4弾。今回は名古屋市を中心に愛知県内のJR、市営地下鉄、名鉄の駅名、駅のある地区の地名の由来と歴史をと著者が訪ね歩き、書き上げている。特に、愛知県の人にはなじみの深い名鉄の駅を数多く取り上げており、地元の人が身近に感じる「駅」のエピソードを上げているので、名古屋市近辺、愛知県内の方はもちろん、鉄道好き、歴史好きな方にはたまらない1刷となっている。
出版社からのコメント
「上ゲ駅」?「御器所駅」?「呼続駅」?「前後駅」?「上挙母駅」? あなたは、いくつ読めましたか? 信長、秀吉、家康を輩出した尾張・三河の地の「駅名」は 知れば知るほど どえりゃあ、おもしろい! 普段、普通に使っている駅の「駅名」にさまざまな歴史的な意味、由来などが隠されていることにあらためてお気づきになることでしょう。 さあ、あなたも本書を読んで、名古屋の「駅名通」になってください。
目 次
はじめに 駅名検定
第一章 名古屋のキーステーション
・「名古屋」駅 名古屋はやはり「根古屋」から
・「栄」駅 「栄生」との関連は?
・「久屋大通」駅 「干物町」からの転身
・「金山」駅 金属の神様が宿る
・「鶴舞」駅 「つるまい」と「つるま」
・「大曽根」駅 東の玄関口の意味は?
・「上前津」駅 この辺まで海だった!
第二章 名古屋市営地下鉄編
(1)東山線 ・「覚王山」駅 仏教の真髄を残す
・「上社」駅 「矢白神社」から「社」になった
(2)鶴舞線 ・「浄心」駅 浄心寺と下町情緒
・「平針」駅 開墾の神々をたどる
(3)名城線 ・「矢場町」駅 昔「矢場」があった
・「黒川」駅 黒川技師の名にちなんで
(4)桜通線 ・「高岳」駅 家康の我が子を思う気持ち
・「吹上」駅 海風が吹き上げた土地
第三章 名古屋鉄道本 本線めぐり
(1)上り方面(名古屋本線・豊川線) ・「呼続」駅 人を呼びついだ浜
・「本笠寺」駅 優しい娘の思い
・「鳴海」駅 海の音が聞こえる
・「前後」駅 「東海道」に向かって「前」にあった
・「知立」駅 なぜ「池鯉鮒」なのか?
・「御油」駅 東海道で「油を売った」?
・「国府」駅 三河の政庁の跡
・「豊川稲荷」駅(「豊川」駅) 豊川稲荷の信仰から
・「豊橋」駅 豊川に架けられた橋の名前から
(2)下り方面 ・「東枇杷島」駅
・「西枇杷島」駅 琵琶にちなんだ悲話
・「新清洲」駅・「清州」駅 名古屋のもとになった城下町
・「国府宮」駅 はだか祭で知られる尾張国の中心地
・「名鉄一宮」駅(「尾張一宮」駅) 全国の一宮駅のメッカ
・「名鉄岐阜」駅(「岐阜」駅) 信長が命名した楽市楽座の町
第四章 名古屋鉄道 知多・東部方面
(1)三河線 ・「猿投」駅 投げられた猿が逃げた?
・「上挙母」駅 『古事記』にもその名が出る
・「刈谷」駅
・「刈谷市」駅 昔「仮屋」だった?
(2)西尾線・蒲郡線 ・「北安城」駅
・「南安城」駅・「新安城」駅
・「安城」駅
・「三河安城」駅 「安祥」から「安城」へ
・「吉良吉田」駅 「吉良家」は「雲母(きらら、ルビ)」から
・「西幡豆」駅・「東幡豆」駅 日本武尊の「旗頭」が遭難した
・「蒲郡」駅 典型的な合成地名
(3)河和線 ・「知多半田」駅(「半田」駅) 「ごんぎつね」(新美南吉)のふるさと
・「上ゲ」駅 珍駅名の代表格
・「知多武豊」駅(「武豊」駅) 神社の文字をとって合併
(4)常滑線・空港線
・「道徳」駅 「文政のみち」を示唆した
・「常滑」駅 中世六古窯の筆頭
・「中部国際空港」駅 セントレアの名称で愛される
第五章 名古屋鉄道 西部編方面
(1)犬山線 ・「岩倉」駅 岩倉織田氏・山内一豊のふるさと ・「犬山」駅 三つの神社の方角から
(2)広見線 ・「日本ライン今渡」駅 中山道の今渡 ・「西可児」駅・「可児川」駅・「新可児」駅(「可児」駅) 蟹に乗ってきた黄金仏? ・「明智」駅 明智光秀のふるさと
(3)各務原線 ・「手力」駅 火祭りに燃える神々 ・「苧ヶ瀬」駅 血で彩られた池の伝説 ・「新鵜沼」駅 「各務原」の謎を解く
(4)小牧線 ・「味鋺」駅 古代物部氏の痕跡 ・「春日井」駅 古代春日山田皇女にちなむ? ・「小牧」駅 海で「帆を巻いた」ことから
(5)竹鼻線 ・「不破一色」駅 同一の年貢を納めた ・「江吉良」駅 葦の繁る湿地帯
(6)津島線 ・「七宝」駅 七宝焼きのふるさと ・「勝幡」駅 信長が「塩畑」を変えた ・「津島」駅 対馬と関係あるのか?
(8)尾西線 ・「玉ノ井」駅 玉依姫の霊泉 ・「弥富」駅 町の繁栄を願って 参考文献 装丁/中原達治 図版作成/J‐ART