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4月27日の社説は・・・

2016-04-27 05:19:49 | 社説を読む
テーマは分かれるか・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ ヘイト法案 反差別の姿勢を明確に
・ チェルノブイリ 原発事故の過酷な教訓

読売新聞
・ 熊本補正予算案 被災地のニーズ把握を的確に(2016年04月27日)
・ 五輪エンブレム 組市松紋で機運盛り上げよう(2016年04月27日)

毎日新聞
・ 最高裁の謝罪 違憲判断をなぜ避けた
・ 五輪エンブレム 信頼を取り戻す契機に

日本経済新聞
・ 地震に負けない強く柔軟な供給網めざせ
・ サウジ改革の行方に注視を
 
産経新聞
・ パリ協定署名 批准には米中の見極めを
・ 北ミサイル 守りの態勢強化に努めよ
   
中日新聞
・ アメリカは変わるか オバマ氏の挑戦的外交

※ 昨日の日経、中日に続き、読売・毎日が五輪エンブレムを取り上げました。

産経はサウジです。
「サウジアラビアが国営石油会社サウジアラムコの株式上場を含む経済改革構想を発表した。非石油産業の育成など、原油に依存する経済構造からの脱却を掲げた。

 サウジはイスラム世界の大国で、世界有数の原油埋蔵量がある。だが長引く原油安で国家運営は厳しさを増している。その動向は世界の安定を左右する。国際社会は改革を後押ししつつ、行方を注意深く見ていく必要がある。」

「サウジは日本にとって原油の3割超を輸入する最大の調達先だ。サウジの安定は日本のエネルギー確保に欠かせない。構造改革に積極的に手をさしのべるべきだ。」

「気になるのはサウジの強硬な外交姿勢だ。隣国イエメンへの軍事介入やイランとの断交は副皇太子の意向が働いたとされる。米国との関係も良好とはいえない。

 シリア内戦など中東の混乱収拾にサウジが果たす役割は大きい。サウジはイスラム圏のリーダーとしての自覚を持ち、国際社会との融和に目配りしてもらいたい。」

サウジは難しい国です。
組織というより、個人の考えが強く出すぎます。
イランとの断交も心配です。
日本がどんなかかわり方をするのか、日本にとっても大きな問題です。

中日です。オバマ大統領を取り上げました。
「四月下旬、オバマ大統領は、サウジアラビアの宮殿で深々としたいすに座ってサルマン国王と向き合っていた。二人はかつての両国にない不仲といわれ、国王は空港に大統領を出迎えもしなかった。」

「確かにロシアや中国の力の行使に対しては、頼りになるのはアメリカの軍事力によるにらみである。ウクライナにせよ、南シナ海にせよ、力の緊張はアメリカの見えざる力によってかろうじて均衡を保っている。アメリカの力はまだまだ世界には必要なのである。」

「アメリカは世界に冠たる軍産複合国家である。兵器を生産するから戦争を起こさずにはいられない、とまでいわれる。」

「そして日本に対しては、被爆地・広島の訪問を検討している。一足先にケリー国務長官は各国外相を引き連れ原爆ドームの前に立った。ことを起こす前の深謀遠慮にも見える。

 退任前の政治遺産づくり、レガシーづくりといわれる。そうではあろうが、過去の大統領たちのそれとはちがうかもしれない。イランにせよ、キューバにせよ、また広島訪問の可能性にせよ、それらはアメリカ外交の質を根底から変えるようだからである。

 この外交の結果はまだ見えない。だから評価はまだ早いのだが世界史への挑戦であることは疑いないだろう。」

ノーベル平和賞をもらっているオバマです。
広島でどんな発言をするか、歴史に残るかもしれません。

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