《 ノートで思考を組み立てる 》
新学習指導要領は、その教科ごとの「見方・考え方」で整理されている。
様々な「見方」で集めた情報を、「比較・分類、分析・総合、関連づけ」などで新たな情報を生み出していく。
そのフィールドがノートなのである。
ノートは、板書を書き写すだけのためにあるものではない。
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上のノートは、白川郷を守るためにどうするかを、児童の視点で知識を結びつけながら考えている。
次のノートは中学校の地理で、陶磁器からファイセラミックスに生産を移した理由を考えている。
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次のノートは、江戸幕府が武家諸法度の改正により、参勤交代の期間を短縮した理由を考えている。
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見方・考え方が鍛えられていることがわかる。
ノートは、自分の思考を具現化する道具なのである。