ジュディス・バトラー【フェミニズムとジェンダートラブル#1】
*1 ユダヤ系のディアスポラ(民族離散)のうちドイツ語圏や東欧諸国などに定住した人々およびその子孫 *2 ユダヤ教の会堂。元々は聖書の朗読を行う会場だったが、現在は各地のディアスポラのための集会場(教育や婚礼の機能も持つ)となっている *3 ドイツの哲学者。解釈学というテクスト解釈の技法を研究する哲学の代表者。 *4 Philosophy and LiteratureはJohns Hopkins University Pressが出版するアメリカの学術雑誌。(1977年創刊)発行部数が1000部以下と少なく、実物を見る機会はほとんどない。 *5 ジュディス・バトラー(生と哲学を賭けた闘い)|藤高和輝 P3 *6 ジェンダー・トラブルがどのぐらい難解かをイメージしていただくために、著書の中で出てくる「本書においては特段難しくない内容」を如何に記載します。このような内容がずっと続くとイメージすれば、なんとなく感覚が掴めると思います。 ジェンダー・トラブル p29 「したがって、セックスそのものがジェンダー化されたカテゴリーだとすれば、ジェンダーをセックスの文化的解釈を定義することは無意味となるだろう。ジェンダーは、生得のセックス(法的概念)に文化が意味を書き込んだものだと考えるべきではない。ジェンダーは、それによってセックスそのものが文化に対応するということにはならない。ジェンダーは、言説/文化の手段でもあり、その手段をつうじて、「性別化された自然」や「自然なセックス」が、文化のまえに存在する「前ー言説的なもの」ーつまり、文化がそのうえで作動する政治的に中立な表面ーとして生産され、確立されていくのである。」 *7 「私はちゃんと読めてますけどね」とは一言も言っていません。ちゃんと読めているとは到底思えないです。【有限性の後で】に関してもそうでしたが、こういう本は一生かけて読み解いていかないといけませんね。 □参考文献 ジェンダー・トラブル 新装版 ―フェミニズムとアイデンティティの攪乱 https://amzn.to/3T8XCaw 現代思想 2019年3月臨時増刊号 総特集◎ジュディス・バトラー https://amzn.to/3ZyuFHn ジュディス・バトラー 生と哲学を賭けた闘い https://amzn.to/3YBowsB