チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 作品17『小ロシア』(スコア付き)
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー: 交響曲第2番ハ短調 作品17 TH 25『小ロシア』(スコア付き) 作曲年代:1872年(1879-80年改訂) 指揮:リッカルド・ムーティ 管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
00:00 第1楽章 Andante sostenuto – Allegro vivo (ハ短調) 09:58 第2楽章 Andantino marziale quasi Moderato (変ホ長調) 16:43 第3楽章 Scherzo: Allegro molto vivace (ハ短調) 21:49 第4楽章 Finale: Moderato assai — Allegro vivo (ハ長調)
《交響曲第2番ハ短調 作品17『小ロシア』》は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが1872年6月から11月に作曲した2番目の交響曲である。3つのウクライナ民謡を用いていることから、音楽評論家ニコライ・カシュキンにより『小ロシア』の副題を進呈されたことから、今日でもその副題で呼ばれる。 3つのウクライナ民謡は、「母なるヴォルガの畔で」(第1楽章冒頭のホルン)、「回れ私の糸車」(第2楽章中間部)、「鶴」(第4楽章第1主題)である。これらの民謡が効果的に用いられていることもあって、1873年2月7日の初演は大成功した。一方で、晩年のチャイコフスキーによる楽想の変化などから、1879年から翌年にかけて作曲者自身による改訂が施されている。今日演奏されるのはこの改訂稿で、初稿よりも短くなっている。